
米ミシガン大学が16日発表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は50.8と、4月確報値の52.2から低下し、市場予想の53.4を下回った。2024年8月、米ワシントンのスーパーで撮影(2025年 ロイター/Kaylee Greenlee Beal)
[ワシントン 16日 ロイター] – 米ミシガン大学が16日発表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は50.8と、4月確報値の52.2から低下し、市場予想の53.4を下回った。一方、1年先の期待インフレ率は急上昇し、トランプ米大統領が強硬に進める予測不能な貿易政策の経済的影響を巡る懸念が続いていることを示唆した。
1年先の期待インフレ率は7.3%と、前月の6.5%から上昇。民主党・共和党のいずれも、短期的なインフレ率の上昇を予想した。
消費者調査ディレクターのジョアン・スー氏は「関税政策について自発的な言及があったのは消費者の約4分の3に上り、前月の約60%から増加した」とした上で、「貿易政策を巡る不確実性は、依然として消費者の経済を巡る懸念事項となっている」と指摘。
「信頼感は無党派層で小幅に上昇したものの、共和党支持者では7%低下した」と述べた。
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