サッカー=アンチェロッティ氏、ブラジル代表監督就任へ レアル退団

サッカーのスペイン1部レアル・マドリードを率いているカルロ・アンチェロッティ監督が、今季限りで退任し、ブラジル代表監督に就任することが明らかになった。スペインのセビリアで4月撮影(2025年 ロイター)

[マドリード 12日 ロイター] – サッカーのスペイン1部レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督(65)が今季限りで退任し、ブラジル代表監督に就任すると、ブラジル・サッカー連盟(CBF)が12日に発表した。

アンチェロッティ監督はこれまでレアルで欧州チャンピオンズリーグ3回、クラブワールドカップ2回、リーグ2回、スペイン国王杯2回など数々のタイトルを獲得。スペイン以外でも、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスでも結果を残し、欧州5大リーグを全て制した史上初の指揮官となるなど圧倒的な実績を残した。

レアルとは契約を1年残していたが今季は成績が振るわず、関係者によると両者合意で退任が決まったという。監督交代に関する公式発表は25日に予定されるレアル・ソシエダード戦の前に行われる見通し。

アンチェロッティ監督を熱望していたCBFは声明で「来週から指揮を執ることになる。彼は史上最高の指揮官で、今や世界最高の代表チームの監督だ。共にブラジルサッカーの輝かしい歴史に新章を刻んでいく」と期待を寄せた。

情報筋によると、契約は1年で延長のオプション付き、代表監督としては史上最高額の報酬となる見込み。

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