
欧州連合(EU)統計局が15日発表した3月のユーロ圏鉱工業生産は予想を大幅に上回った。写真は、ヨーロッパ最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンAGの本社がある工場群の様子。2024年10月、ヴォルフスブルクで撮影(2025年 ロイター/Axel Schmidt)
[フランクフルト 15日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が15日発表した3月のユーロ圏鉱工業生産は予想を大幅に上回った。2年間にわたる鉱工業生産の低迷が終わりに近づいている可能性がある。
3月の鉱工業生産は前月比2.6%増。予想は1.8%増だった。2月は1.1%増。大半のセクターで生産拡大ペースが加速した。
前年同月比では3.6%増。予想は2.5%増だった。
資本財の生産は前月比3.2%増。投資が堅調であることを示唆した。耐久消費財の生産は3.1%増。エネルギー生産は0.5%減だったが、エネルギー価格の下落によるところが大きかった。
国別ではドイツが前月比3.1%増、スペインが1%増、イタリアが0.1%増、フランスが0.1%増だった。
4月以降は世界的な貿易戦争が始まり、鉱工業生産にも影響が出る可能性が高い。
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