13日午前の米国債相場は総じて上昇。4月の米消費者物価指数(CPI)統計が市場予想を下回ったことを受けて、年内少なくとも2回の利下げ予想を後押しした。円は対ドルで上げ幅を拡大した。
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金融政策見通しに敏感な2年債利回りは一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.95%となった。10年債利回りも当初低下していたが、直近では上昇に転じた。
スワップ市場では年内に合計で約55bpの利下げを見込んでいる。これは少なくとも2回の利下げとの見方を示しており、9月利下げの可能性を完全に織り込んでいる。
カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)の債券・通貨・商品(FICC)戦略責任者、イアン・ポリック氏は「4月のインフレ統計を単独で見れば、米連邦準備制度理事会(FRB)にとっては大きな進展を示す内容だ」と指摘。その上で「だが問題は、関税の価格転嫁が第1次トランプ政権時代と比べてはるかに遅い可能性が高いことだ。米国債市場にとっては、今後2回の統計でコア財価格の安定に対する懸念が残る」と述べた。
統計の発表を受けて、ドルに対しては売り圧力が強まった。円は対ドルで上げ幅を拡大し、一時147円60銭台まで買われた。

原題:US Bonds Rise as Soft Inflation Backs Bets on Two 2025 Fed Cuts、Dollar Falls After Soft US CPI as Most Peers Rise: Inside G-10(抜粋)
(為替や直近の利回りレートを追加して更新します)

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