5月11日、ベトナムとロシアは、ベトナム国内での原子力発電所建設に向け、迅速に交渉を進め、協定に署名することで合意したと発表した。写真は、ロシアのプーチン大統領とベトナムのトー・ラム共産党書記長。5月10日、モスクワで撮影(2025年 ロイター/Anton Vaganov)
[ハノイ 12日 ロイター] – ベトナムとロシアは11日、ベトナム国内での原子力発電所建設に向け、迅速に交渉を進め、協定に署名することで合意したと発表した。
共同声明で、「先端技術を用いた(原発の)開発は、原子力および放射線の安全規制を厳格に順守し、社会経済の発展に寄与する形で行われる」と表明した。
ベトナムは急速に拡大する経済を支えるため発電能力の増強に努めており、約10年前に中断していた原子力発電所の開発計画を再始動させた。2030─35年に最初の原発を稼働させる計画で、発電能力は合計で最大6.4ギガワットと見込まれている。
共同声明によれば、ベトナムとロシアはまた、ベトナムへのロシア産原油と液化天然ガス(LNG)の供給を含め、石油・ガス産業における協力を強化する。
さらに、両国は互いの領土内におけるエネルギー関連企業の事業展開を促進することでも合意した。
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