
主要7カ国(G7)は、係争地カシミール地方での観光客襲撃事件を受け対立を深めるインドとパキスタンに対し、緊張緩和に向けた直接対話を要請した。パキスタンのカラチ港で9日撮影(2025年 ロイター/Shakil Adil)
[ジャンムー(インド)/イスラマバード/ワシントン 9日 ロイター] – インドのカシミール地方、および隣接する北部パンジャブ州のシク教の聖地・アムリトサルで、9日遅くに爆発が相次いだ。インド軍は、パキスタンのドローンを撃墜したと発表。両国の衝突は過去30年で最悪の事態となっており、敵対行為のさらなる拡大を示す可能性がある。
同地方での爆発は3日連続となる。
インド軍は9日遅くに声明を発表し、カシミール地方やパキスタン国境の州からアラビア海沿岸に至るまでインド西部と北西部の広い地域26カ所でドローンが目撃されたと発表した。
パキスタンからのコメントは今のところ出ていない。パキスタンは、同国が前日夜にカシミール地方への攻撃を開始したというインドの発表を否定している。
7日以降の両国の推定死者数は約48人。これには独立した検証はされていない。
一方、米ホワイトハウスは9日、ルビオ国務長官が、インドとパキスタンの両国指導者と常に連絡を取り合っていると明らかにした。さらに、トランプ大統領は両国間の緊張緩和を望んでいると改めて強調した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.