PLAYER SUPPORTERS
早坂 勇希
和牛工房 里
石田 侑資
MEI / ちゃんしお02 / AQUA / ながせ皮膚科クリニック院長
石渡 ネルソン
AQUASUKA
柴田 壮介
布施ゆきこ
加瀬 直輝
りょうた / 和牛工房 里
白輪地 敬大
りゅうパパ
生駒 仁
Jey / 青の旅人
山下 優人
青の旅人 / 島貫真 / 上川文明
鵜木 郁哉
さくら / 芳賀雅幸
坂元 一渚璃
りんご / 横浜_鈴木
五十嵐 聖己
横浜_鈴木
ヒョン ウビン
j.miwa
熊田 直紀
武野美和 / Jey / 塙のいわきFCマン
いわきFCホームゲームでは、今シーズンも試合ごとに選手へのサポートを募集するシステム「プレサポ」を実施。
サポート金額は、選手本人とチーム強化費に充てられます。今節もたくさんのサポートありがとうございました!
MATCH PREVIEW
2025明治安田J2リーグ第15節。いわきFCは5月11日(日)、ハワイアンズスタジアムいわきに北海道コンサドーレ札幌を迎える。この試合の見どころについて解説していこう。
北海道コンサドーレ札幌とは
北海道コンサドーレ札幌は、札幌市を中心に北海道全域をホームタウンとするプロサッカークラブ。クラブ名の「コンサドーレ」は、「道産子(どさんこ)」を逆さにした「コンサ」に、ラテン語の「オーレ(Ole)」を組み合わせた造語である。
オリジンは神奈川県川崎市で1935年に創部された東芝堀川町サッカー部。1970年代から東芝サッカー部として活動し、1980年代から1990年代にかけてJSL(日本サッカーリーグ)で戦った。
1992年のJリーグ発足に際して東芝は加盟を見送り、ジャパンフットボールリーグ(旧JFL)に参戦。1995年に北海道におけるプロサッカークラブ設立→Jリーグ参入を目指す動きの中で誘致を受け、本拠地を北海道札幌市へ移転。「北海道からJリーグチームを」を合言葉に、「コンサドーレ札幌」として生まれ変わった。
1997年にJFL優勝を果たしJリーグ参入決定。しかし初年度の1998年は苦戦を強いられ年間14位。リーグ下位4チームとJFL優勝チームによるJ1参入決定戦でヴィッセル神戸、アビスパ福岡に敗れ、翌年からスタートするJ2へ降格した。
その後2000年代はJ1昇格とJ2降格を繰り返し、2011年にJ1昇格。2017年6月に天皇杯2回戦で、当時福島県社会人リーグ1部に所属していた設立2シーズン目のいわきFCと初対戦している。
当時は田村雄三監督体制1年目。いわきはMF金大生、FW平岡将豪(現・栃木シティFC)、FW菊池将太、FW小野瀬恵亮、GK坂田大樹(現・柏レイソル)らの活躍で5対2の勝利。延長戦で3ゴールをたたき込んだいわきは持ち前のフィジカルの強さを示し、その名を全国にとどろかせた。
その後、札幌が躍進を果たしたきっかけが2018年のミハイロ・ペトロヴィッチ監督就任だ。3バックを基本としたポゼッション重視のスタイルでJ1を席巻し、クラブ史上最高順位となるJ1リーグ4位。翌2019年にはルヴァンカップ準優勝を果たしている。
しかしその後は順位を下げ、2024年は悔しいシーズンに。序盤に5連敗を喫し、その後も8連敗するなど結果を残せない。後半戦に持ち直すも前半戦の取りこぼしが響き19位でJ2降格。7シーズンにわたって監督を務めたペトロヴィッチ氏は退任となった。
なお発表されている2023年の売上高は約41億円、人件費は約17億円となっている。
2025年戦力分析~北海道コンサドーレ札幌
今季は2016年以来のJ2。新監督には2022シーズン途中から2023年まで鹿島アントラーズを率いた岩政大樹氏が就任。ペトロヴィッチ監督時代の攻撃的スタイルを継承しつつ、新戦術の融合を目指す。
今季は2016年以来のJ2。新監督には2022シーズン途中から2023年まで鹿島アントラーズを率いた岩政大樹氏が就任。ペトロヴィッチ監督時代の攻撃的スタイルを継承しつつ、新戦術の融合を目指す。
9シーズンぶりのJ2とはいえ主力選手の流出は比較的少なく、FWアマドゥ・バカヨコ、FWキム・ゴンヒ、MFスパチョーク、MF青木亮、MF近藤友喜、DFパク・ミンギュらが残留。一方でMF高嶺朋樹がKVコルトレイク(ベルギー)から完全移籍で復帰。MF木戸柊摩が大阪体育大学から新加入。FW中島大嘉、DF西野奨太、DF岡田大和がJ2クラブへの期限付き移籍から復帰。新戦力の獲得は最低限にとどめた。
今季は「ボールを握って圧倒するサッカー」を掲げてシーズンイン。しかし開幕から大分トリニータ、ロアッソ熊本、レノファ山口、ジェフユナイテッド千葉に4連敗。その後ブラウブリッツ秋田、愛媛FCに連勝するも勝ちと負けを交互に繰り返し、第14節終了時点で5勝1分け8敗の勝ち点16で14位。攻守におけるチームとしての崩し方は今一つ見えておらず、現在も自分達のスタイルを模索している段階か。目標とする1年でのJ1復帰を果たすため、大型連勝を欲しているのは間違いない。
フォーメーションは4-4-2。ゴールデンウィークの連戦では第11節に大宮アルディージャに敗れ、中3日の第12節でV・ファーレン長崎とドロー。そして第13節のモンテディオ山形戦では、FWアマドゥ・バカヨコが挙げた1点を守り抜き1対0で勝利を挙げている。
J1レベルの個を持ち複数のポジションをこなす選手達がそろい、対戦相手に応じて立ち位置を変えてくるのが今季の札幌。そんな中、苦しい試合展開の中で勝ち切った第13節・山形戦のメンバーが今節のベースとなるだろう。
山形戦のスターティングメンバーはGK21中野小次郎、DF4中村桐耶/47西野奨太/15家泉怜依/2髙尾瑠、MF11青木亮太/6高嶺朋樹/27荒野拓馬/33近藤友喜、FW20アマドゥ・バカヨコ/13キム・ゴンヒ。
なお山形戦から中2日で迎えた至近の第14節は、ジュビロ磐田に2対4で敗れている。この試合のスターティングメンバーはGK21中野小次郎、DF6高嶺朋樹/47西野奨太/15家泉怜依/2髙尾瑠、MF4中村桐耶/MF11青木亮太/27荒野拓馬/33近藤友喜、FW20アマドゥ・バカヨコ/13キム・ゴンヒ。
メンバーと立ち位置を頻繁に入れ替える中、GK21中野、DF15家泉とDF47西野の両CB、右SB2髙尾、右SH33近藤の立ち位置は連戦でも変わっていない。右CBに入る家泉怜依は流通経済大卒業後、2022年から2023年までいわきFCでプレー。DF遠藤凌と組み、守備の中心として身体を張った。J3→J2の2シーズンにわたり相手攻撃を跳ね返し続けた家泉が札幌でさらなる成長を遂げ、大きな壁として立ちはだかる。
ストロングは攻撃型SB2高尾、突破力の高いSH33近藤が並ぶ右サイド。彼らが個人技でプレスをかわし、サイドから質の高いクロスをFWバカヨコ、FWキムら強さのある2トップに送り込む。また、ボランチや左SBに入るMF高嶺から右サイドへの対角のキックも非常に精度が高く、警戒はマスト。
他にも中盤やサイドで高い技術を見せるMF青木、カットインしてのシュートを得意とするタイ代表MFスパチョークなど、アタッカーの質は高い。タイトな寄せで簡単に前を向かせないことが重要となる。
札幌の失点の多くは背後へのロングボールがきっかけ。いわき攻撃陣はボールを動かしながら札幌守備を食いつかせ、積極的にDFの背中を狙っていきたい。いわきは第13節・秋田戦~第14節・愛媛戦でいずれも1得点に終わっており、今季のテーマは複数得点。セットプレー頼みにならず、力強い攻撃を前面に押し出して2017年以来の札幌戦勝利を狙う。
「追加点を取るための共通認識を構築したい」田村雄三監督
「前節の愛媛戦は中2日のアウェーという難しい状況の中、最低限の勝ち点1を持ち帰ることができました。今シーズンで最もきついスケジュールの中で最低限の結果を残せたことは評価したいと思います。
愛媛さんは我々をよく分析しており、対策されることの難しさを感じたゲームでした。攻撃はセットプレーでの1点に終わりましたが、今後は追加点を取るためのアプローチが大切になります。
研究されている中でいかに追加点を取るか。今までやって来たことを捨てることなく、いかに上積みするか。できること、できないことを整理し、いかに追加点を取るのか。どうすれば自分達の時間を作れるのか。全員の共通認識をしっかりと構築していきます。
愛媛FC戦後、スターティングメンバーには2日のオフを与えました。心身ともにリフレッシュできたと思います。札幌さんのストロングとウィークをしっかりと頭に入れて戦い方を組み立て、自分達の強みを生かし、ホームで勝ち点3を取りに行きます」
今節は東北決戦への試金石
第11節・V・ファーレン長崎戦以降、ゴールデンウィークの連戦を2勝2分けで乗り切ったいわきFC。成績は3勝5分け6敗の勝ち点14で現在17位。今節の札幌戦にいい形で勝利し、来週のジュビロ磐田戦(アウェー)そして再来週の現在2位・ベガルタ仙台との東北決戦に勢いをつなげたい。
2025明治安田J2リーグ第15節 北海道コンサドーレ札幌戦は5月11日(日)13時より、ハワイアンズスタジアムいわきにてキックオフ。試合の模様はDAZNでのライブ配信に加え、福島中央テレビで地上波生中継される。
スタジアムで、DAZNで。勝利を目指してひたむきに戦ういわきFCの選手達に、熱きご声援を!
いわきFCの最新情報は現在、”魂の息吹く”noteにて配信中。本マッチプレビューについても厚みを増した形で記載しているので、ぜひチェックしてほしい。
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