日本だけの特別なマセラティとは?
2024年11月に、マセラティジャパンが同社のスポーツモデル「MC20 チェロ」の日本限定車「MC20 チェロ スペシャルエディション」を発表しました。
【画像】超カッコイイ! これが斬新「日本のマセラティ」です!(25枚)
同車は他の国では展開されない日本のみの特別なモデルで、世界に4台という激レアなクルマです。
一体どのようなモデルなのでしょうか。
MC20 チェロは、2022年にマセラティが発売したスーパーカーで、2020年に登場した2ドアスポーツクーペ「MC20」のオープンモデルという位置付けです。
カーボンモノコックを採用した2ドアボディは、マセラティらしい美しくエレガントなデザイン。
12秒で開閉可能な格納式のガラスルーフを搭載しており、高分子分散型液晶(PDLC)技術により、スイッチで透明からスモークに切り替えられます。
ミッドシップレイアウトで搭載するエンジンは、「ネットゥーノ」と名付けられた3.0リッターV型6気筒DOHCツインターボ。
「MTC(マセラティ・ツイン・コンバスチョン)」という、F1マシンで使用されるプレチャンバー(副燃焼室)を世界で初めて採用した機構を用いており、最高出力は630ps、最大トルクは74.4kgfmと、強力な性能を誇ります。
そんな、エレガントなオープンタイプの見た目に、世界初採用の技術を用いた最強エンジンを備えたMC20の日本限定モデルには、マセラティのモータースポーツを代表する「ブルー インフィニート」と「ロッソ ヴィンチェンテ」の2色を用意。
いずれもマセラティのデザインセンター「チェントロスティーレ」が日本向けに手掛けた独自モデルです。
まずブルー インフィニートは、名称のとおり青を基調とするカラーリングの特別モデル。
青と白のカラーリングが特徴だった1958年の「250F T3 ピッコロ」からインスピレーションを受けており、同じようにブルーのボディに白のバードケージデザインが施されています。
ロッソ ヴィンチェンテは赤を基調とするカラーリングのモデル。
こちらはマセラティの名車「350S」がモチーフで、赤色のボディに青と白のストライプが描かれているのが特徴。
赤と青、白の3色が織りなす存在感が魅力です。
このブルー インフィニートとロッソ ヴィンチェンテはどちらも2台ずつ、計4台の限定生産。
価格(消費税込)はブルー インフィニートが4736万円、ロッソ ヴィンチェンテが4886万円です。
大西トタン@dcp
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