トランプ米大統領は7日、計145%の対中関税の撤回にはオープンではないと言明した。5日撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)
[7日 ロイター] – トランプ米大統領は7日、今週末に予定される貿易摩擦を巡る米中高官協議について、中国からの要請だったことを示唆したほか、中国を交渉の席に着かせるために対中関税を引き下げる考えはないと言明した。
中国はこれまで、米政権側が協議を申し出たと示唆している。
トランプ大統領はホワイトハウスで行われたデイビッド・パデュー駐中国大使の就任宣誓式で、中国との交渉のために関税を引き下げる意思があるかという記者団からの質問に対し「ノー」と応じた。計145%の対中関税の撤回にオープンではないとも述べた。
さらに「われわれは中国との貿易で年間1兆ドル、実際にはそれ以上の損失を被っていた」とし、「今は何も失っておらず、それは悪くはない」と述べた。
トランプ大統領はまた、パデュー駐中国大使と米中関係を巡り「非常に緊密に連携する」と述べた。
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