
バンス米副大統領は7日、米国は欧州連合(EU)と貿易を巡る協議を継続しているとし、通商関係の改善に向け、関税や規制による貿易障壁を引き下げるようEUに圧力をかけていると述べた。(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 7日 ロイター] – バンス米副大統領は7日、米国は欧州連合(EU)と貿易を巡る協議を継続しているとし、通商関係の改善に向け、関税や規制による貿易障壁を引き下げるようEUに圧力をかけていると述べた。
バンス氏はワシントンで開催されたミュンヘン安全保障会議関連のイベントで、欧州の防衛力拡大に向けた動きを歓迎すると同時に、米国の兵器メーカーにこうした取り組みに一段と積極的に参加する機会が与えられなくてはならないとの考えを示した。
防衛関係については、米国と欧州は今も「同じチーム」に属していると指摘。「欧州と米国の文化は深く結びついており、今後も常にそうあり続ける」とし、長年の同盟関係を築いてきた両者の間にくさびを打ち込むことができるという考えは「ばかげている」と語った。
同時に、米国と欧州はこれまでの20年間の安全保障態勢に安住しすぎているとし、こうした状態はこれからの20年間には十分ではないとの考えも示した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.