5月6日、トランプ米大統領(写真)は、カシミール地方で先月発生した襲撃事件を受けインドがパキスタン領内への攻撃を開始したことに懸念を示し、衝突が「早く終わることを願うばかりだ」と述べた。5月6日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kent Nishimura)
[ワシントン 6日 ロイター] – トランプ米大統領は6日、カシミール地方で先月発生した襲撃事件を受けインドがパキスタン領内への攻撃を開始したことに懸念を示し、衝突が「早く終わることを願うばかりだ」と述べた。
インドは現地時間7日未明、パキスタンのほか、インド北部ジャンムー・カシミール準州にある9カ所の「テロリストのインフラ」を攻撃したと表明。攻撃は的を絞ったもので、パキスタンの軍事施設は標的にしていないとしている。 もっと見る
トランプ氏は記者団に「残念だ。彼らは長い間戦ってきた」などと話した。
米国務省の報道官は「報道を承知しているが、現時点で評価することはできない。なお進行中の事態で、われわれは事態の推移を注視している」と述べた。
中国の影響力拡大に対抗しようとする中、米国にとってインドは重要なパートナー。一方でパキスタンも、米国がアフガニスタンから撤退した2021年以降、重要性は低下したものの同盟国であることに変わりはない。
米国はこのところ、核保有国であるインドとパキスタンに対し、緊張を緩和して「責任ある解決策」に向けて協力するよう促していた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.