4月11日、格付け大手S&Pグローバル・レーティングは、イタリアの信用格付けを「BBB」から「BBB+」に引き上げた。写真はミラノのビル群。2023年7月、ミラノで撮影(2025年 ロイター/Claudia Greco)
[ローマ 30日 ロイター] – イタリア統計局(ISTAT)が30日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、前期比横ばいだった。市場予想(0.2%増)を下回り、先行きに影を落としている。
前年比は0.4%増。こちらも予想(0.7%増)に届かなかった。
メローニ政権は今年の経済成長率を1%と予測しているが、第1─2・四半期の下方改定を受け、ジョルジェッティ経済財務相は今月、目標達成は難しいかもしれないと述べた。
ISTATは、第4・四半期の前期比成長率もゼロだった場合、2024年通年のGDPは前年比0.4%増になると明らかにした。
ISTATが発表した今年第1─3・四半期のイタリアGDPは以下の通り。
Q3 Q2 Q1
Q/Q (pct change) 0.0 0.2 0.3
Y/Y (pct change) 0.4 0.6 0.3r
r=改定値
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