自宅で作ったアフタヌーンティー【写真提供:ぺこ(@pekotchen)さん】
大阪・関西万博の英国パビリオンで提供されているアフタヌーンティーが大きな話題になっています。伝統をうたいつつも、紅茶がポットではなく紙コップで、内容も5000円の価格に見合わないと議論を呼んでいます。一方、ネット上では、家庭で手作りしたこだわりのアフタヌーンティーも続々と投稿されています。そのうちの1人、ぺこ(@pekotchen)さんに詳しい話を聞きました。
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紅茶やティーカップにもこだわり
「アフタヌーンティーが話題なので、私のおうち手作りアフタヌーンティーも見て行ってくださいませ」
4月28日、ぺこさんが「#お菓子作り」とハッシュタグをつけ、Xに投稿したのは、見た目も鮮やかなアフテヌーンティーの写真です。お菓子や内容を変えた全4パターン。ネット上からは「ホテルの高級アフタヌーンティーみたい」「すみません、一万円で払います作ってくだせえ」「手作り?すご!」「最高です」「完璧すぎる」「お菓子のクオリティもお茶の取り揃え方も台をお持ちなのも手作りガチのアフヌンすごっ」「芸術作品」など多くの称賛の声が上がりました。
都内で暮らす普通の会社員というぺこさん。
大学生の頃、フルーツパーラーやパンケーキ屋のキッチンでアルバイトしていた経験があり、普段から趣味でお菓子を作っているそうです。
投稿のアフタヌーンティーについては、「ひとつのフルーツを題材にしたアフタヌーンティーセット(例えば「いちごのアフタヌーンティーセット」や「ブルーベリーのアフタヌーンティーセット」のように)を作っています。上段はフルーツのフレッシュさを感じられる生菓子、中段は紅茶がよく進む焼き菓子、下段はサンドイッチやサラダなどのセイボリーとなるように作ることが多いです」と説明。
こだわりは、紅茶やティーカップにも。
「紅茶はマリアージュフレールやTWG、フォートナムアンドメイソンなど、有名なおいしいブランドをメインにそろえています。また、その日のアフタヌーンティーセットに合う紅茶をいれています。ティーカップはロイヤルアルバートやエインズレイ等のお気に入りのカップを使っています」
マリアージュフレールはフランス、TWGはシンガポール、フォートナムアンドメイソンは英国王室御用達の紅茶ブランド。カップも英国製で、手作りのお菓子や軽食を引き立てています。
「準備は、主に前日の夜と当日の朝に行っています。普段仕事をしており、また子どももいるため、なるべく準備に手間がかからないスイーツをセレクトしています」とのこと。効率性を追求しつつも、素材に妥協しない作り手の愛情が伝わってきます。
議論を呼んでいる英国館のアフタヌーンティーについては、「運用を簡略化したいのはよく分かるのですが、紅茶はもう少したっぷり(できればポットサービスかフリーフロー)、スコーンはたっぷりのジャムとクロテッドクリームが楽しめた方が良いのかなとは思います」と感想を語りました。
投稿は大きな反響となり、「自宅でアフタヌーンティー」に新鮮な驚きが広がりました。
ぺこさんは「手作りアフタヌーンティーをいろんな方に見ていただけてうれしく思います」と結びました。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)
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