カタール国営石油・ガス会社カタールエナジーが、同国のノース・フィールド拡張事業で生産する液化天然ガス(LNG)の長期供給契約を巡り、日本企業と交渉していることが分かった。写真は2021年10月、ドーハで撮影(2025年 Qatar News Agency/Handout via REUTERS)
[ロンドン/シンガポール 1日 ロイター] – カタール国営石油・ガス会社カタールエナジー[RIC:RIC:QATPE.UL]が、同国のノース・フィールド拡張事業で生産する液化天然ガス(LNG)の長期供給契約を巡り、日本企業と交渉していることが分かった。5人の貿易・業界関係者がロイターに明らかにした。
関係者によると、契約はカタールが日本の輸入企業のコンソーシアム(企業連合)に、少なくとも年間300万トンを供給する内容。交渉しているのはJERAや三井物産(8031.T), opens new tabなどの日本企業という。
カタールは、米国などより柔軟な契約条件を提示している湾岸周辺諸国のアラブ首長国連邦(UAE)やオマーンとの競争に直面している。
ロイターは昨年10月、カタールが競争激化により日本や韓国の東アジアの購入業者とのLNG供給契約締結に苦戦していると報じていた。
カタールエナジーはロイターのコメント要請に応じていない。JERAは、LNG調達で複数供給国と協議していると説明。カタールは重要なLNG供給国と認識しているとたが、協議の詳細は明かさなかった。
JERA幹部は、調達先の半分以上はアジア・オセアニアが占めるており、安定調達を確保するには北米や中東などに選択肢を広げることが得策だと説明した。
調査会社クプラーのデータによると、カタールは昨年、米国とオーストラリアに次ぐ世界3位のLNG供給国となり、輸出量は7954万トンだった。
カタールは、ノース・フィールドからのLNG生産を現在の年間7700万トンから30年までに85%増の同1億4200万トンにする計画。
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