鉱物資源協定、ウクライナは米支援に国富削るとメドベージェフ氏

ロシア国家安全保障会議副議長のメドベージェフ前大統領(写真)は1日、ウクライナと米国の鉱物資源協定署名について、「トランプ氏はウクライナ政権を、米国の支援に対し鉱物資源で支払わざるを得ないところまで崩壊させた」と指摘した。2023年の代表撮影(2025年 ロイター/Sputnik)

[モスクワ 1日 ロイター] – ロシア国家安全保障会議副議長のメドベージェフ前大統領は1日、ウクライナと米国の鉱物資源協定署名について、「トランプ氏はウクライナ政権を、米国の支援に対し鉱物資源で支払わざるを得ないところまで崩壊させた」と指摘した。 もっと見る

「これで彼ら(ウクライナ)は、消滅しつつある国の国富で軍事物資の代金を支払わなければならなくなる」とテレグラムに投稿した。

ウクライナ紙キーウ・ポストは、トランプ政権が4月30日、5000万ドルかそれ以上の防衛装備品を直接的な商取引を通じてウクライナに輸出することを許可する意向を議会に通知したと外交筋の話を引用して報じた。ロイターはこれを確認できていない。

元ロシア大統領顧問のセルゲイ・マルコフ氏は、鉱物資源協定によってトランプ氏は対ウクライナ戦争向けの新たな支出を「正当化」する仕組みを構築したとして、ロシアが和平交渉を通じて目標を達成するのはより困難になるとの見解を示した。

「米国は自らをウクライナの共同所有者のようなものだと考え始めており、今後、親ウクライナ的な立場を取るだろう」と予想した。

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