ドイツ・サッカー連盟の元会長で、2006年W杯関連イベントを巡る不明金問題で起訴されていたテオ・ツバンツィガー氏に対する審理を終了し、1万ユーロの罰金支払いを命じた。ドイツのフランクフルトで2024年4月代表撮影(2025年 ロイター)
[フランクフルト(ドイツ) 30日 ロイター] – ドイツ・サッカー連盟(DFB)元会長で、2006年ワールドカップ(W杯)関連イベントを巡る不明金問題で起訴されていたテオ・ツバンツィガー氏に対する審理を終了し、1万ユーロの罰金支払いを命じた。
当時DFBの要職にあったツバンツィガー氏らは06年の税務申告を不正に行い、数百万ユーロの税金支払いを逃れた罪で起訴されていた。
申告書にはW杯関連イベントのため、国際サッカー連盟(FIFA)へ670万ユーロ(約10億8000万円)を支払ったと記載されていたが、イベントは開催されておらず、検察側はこれらの資金が別の目的で使われ、控除対象に当たらないと主張していた。
DFBはこの06年の未納分について、17年に2000万ユーロ以上の納付を命じられた。
フランクフルトの地方裁判所は30日、ツバンツィガー氏の罰金支払いを条件に事件を終結することを認めた。
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