ドイツが4月30日に発表した4月の消費者物価指数(CPI、EU基準)上昇率の速報値は前年同月比2.2%で、過去7カ月で最も低かった。追加利下げを検討している欧州中央銀行(ECB)には追い風となりそうだ。

  物価上昇率は、3月の2.3%増から鈍化した。ブルームバーグがまとめたエコノミストらの予想中央値は2.1%だった。

  注目されているサービス部門は上昇が加速したが、今年はイースター休暇が例年より遅かったことが影響した可能性がある。

  フランスとスペインでも、物価上昇率は予想を上回った。ただ、フランスの上昇率は2021年2月以来の低水準だった。

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  5月2日に発表予定の4月のユーロ圏CPIは、前年同月比2.1%増と、前月からはやや低下するが、ECBが目標とする2%はやや上回る見込みだ。エネルギーなどの変動が大きい要素を除いた指標は、微増が見込まれている。

  ECBの政策当局者はこのところ、インフレ見通しについて楽観的な見方を示しており、昨年6月から4月までの7回の利下げに続き、6月にも追加の利下げを準備している。ただし、当局者らは、トランプ米大統領の関税をはじめとする、「例外的な不確実性」への警戒も強めている。

原題:German Inflation Eases to Seven-Month Low, Backing More ECB Cuts (抜粋)

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