テニスのマドリードOPは28日、スペインなどで発生した大規模停電の影響により試合が中断となるアクシデントに見舞われた。写真は停電により照明が落ちている試合会場(2025年 ロイター)
[28日 ロイター] – テニスのマドリード・オープン(OP)は28日、スペインなどで発生した大規模停電の影響により試合が中断、延期になるアクシデントに見舞われた。
大規模停電は同日、スペインやポルトガルといったイベリア半島の大部分の地域で発生した。こうした大規模停電は欧州ではまれで、スペイン内務省は緊急事態を宣言し、治安維持のため全国に3万人の警察官を動員した。停電はフランスの一部でも起きた。
マドリードOPでは、男子第15シードのグリゴル・ディミトロフ(ブルガリア)が試合中だったが、停電によりスコアボードが暗くなり、カメラの電源も落ちたため中断。また、女子第4シードのコリ・ガウフ(米国)は勝利後のインタビューを受けていた最中にマイクの電源が切れる事態となった。
ATPによると、停電の影響で電子ラインコールシステム(ボールの着地地点を計測するシステム)にも影響が出たという。
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