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2025年4月28日

忙しいイースター休暇の後、英国の小売店の来店者数が前週比で減少したのは必然でした。MRIソフトウェアによると、4月20日から26日の報告期間中、英国の全小売店で来店者数が9.8%減少し、ショッピングセンターの大幅な落ち込み(14.1%減)に続き、リテールパーク(11.2%減)が牽引しました。

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前週比では、ハイストリートの減少幅は縮小(-7%)しましたが、それでも2.8%減少した前週を下回りました。

前年同期比では、英国の全小売店舗で2.6%の落ち込みが見られ、最も落ち込みが激しかったのはショッピングセンター(-3.4%)、次いでハイストリート(-2.5%)、小売公園(-2.1%)は落ち込みが少なかったことから、イースター休暇の時期のずれによる影響が浮き彫りになったとしています。

前週比では、イースター・サンデー(4月20日)の大幅な落ち込みが主な要因。この傾向はイースター・マンデー(4月21日)も続き、この日に増加したのはリテールパークのみで、その後は週が進むにつれて減少が続きました。

ハイストリートでは、月曜日から木曜日にかけて、平均-12.1%の来店者数の減少が見られました。これは、聖金曜日と土曜日(4月18日~19日)の落ち込みを 反映したものと思われます。

リテールパークでは、週の初めは好調で、月曜日には5.6%増加しましたが、水曜日以降はイースターに向けた1週間の活況を受け、悪化しました。

ショッピングセンターでは、ハイストリートと同様の傾向が見られ、月曜日から金曜日までの入場者数は平均11.5%減少しましたが、土曜日は平均2%増加しました。

歴史的な町(-8.4%)、海岸沿い(-9.4%)、マーケットタウン(-8.4%)の落ち込みが最も大きく、すべての町のタイプで入場者数が激減しました。これは、多くの地域でイースターの学校休暇が終了したか、人々が英国外で休暇を取ることを選択したことを示唆しています。また、ロンドン中心部のオフィス密集地では、前週比7.8%減となり、この傾向はさらに強まりました。

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