中国が南シナ海の鉄線礁を「統制下に」と主張、フィリピン側は否定

 4月28日、フィリピン国家安全保障会議のジョナサン・マラヤ報道官は、南シナ海で係争中のサンディー礁(鉄線礁)を中国が統制下に置いていると主張していることについて、事実ではないと否定した。フィリピンの補給船(右)と中国海警局の艦艇、南シナ海のセカンド・トーマス礁(中国名・仁愛礁、フィリピン名・アユンギン礁)で3月撮影(2025年 ロイター/Adrian Portugal)

[マニラ 28日 ロイター] – フィリピン国家安全保障会議のジョナサン・マラヤ報道官は28日、南シナ海で係争中のサンディー礁(鉄線礁)を中国が統制下に置いていると主張していることについて、事実ではないと否定した。

フィリピンの調査団が27日に同礁に上陸したが、中国の存在は確認されなかったという。

同報道官は「現場の事実は彼らの主張と矛盾している」と述べた。

中国国営中央テレビは先週、海警局が鉄線礁で海上統制活動を実施し、主権管轄権を行使したと伝えた。中央テレビは中国海警局の職員4人が同礁で中国国旗を掲げている写真を掲載したが、中国が同礁を占拠したとは報じなかった。

フィリピンは27日、同海域で海上活動を実施し、中国海警局と「海上民兵」船の「不法な存在」を確認したと表明。これに対し、中国海警局はフィリピンの存在は違法だと反論した。

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