1日に生誕60周年を迎えたイギリスのダイアナ元皇太子妃の銅像が完成しました。除幕式には息子のウィリアム王子とヘンリー王子兄弟が参加しました。

 銅像はウィリアム王子とヘンリー王子の兄弟が計画し、2人の手で披露されました。

 ダイアナ元妃が生前、お気に入りだったケンジントン宮殿の庭を見渡すように建てられています。

 宮殿を訪れた人:「ダイアナ元妃を愛するすべての人にとって銅像は素敵な思い出となります」

 60回目の誕生日、そして銅像の完成を喜ぶ声はダイアナ元妃ゆかりの場所でも聞かれました。

 ダイアナ元妃の大ファンだという男性が1989年にオープンしたその名も「カフェ・ダイアナ」。

 店内には所狭しと写真が飾られ、在りし日の面影を感じることができます。

 ダイアナ妃はプライベートで何度も訪れ、スタッフに声を掛けていたといいます。

 カフェ・ダイアナのオーナー、アブドゥル・ダウードさん:「彼女の思い出はいつもこの場所にありますし、これからもその記憶を残し続けたいです」

 ただ、この日はダイアナ元妃だけではなく彼女の2人の息子にも注目が集まりました。

 確執が伝えられるウィリアム王子とヘンリー王子。2人が顔を合わせるのは今年4月以来です。

 この日はヘンリー王子から歩み寄り、談笑する姿も見られました。

 宮殿を訪れた人:「除幕式が兄弟の和解の一歩になるでしょう。兄弟ですし、関係が壊れることはないです」

 カフェ・ダイアナのオーナー、アブドゥル・ダウードさん:「2人は天国の母を幸せにしたいと思っているはずです。彼らは血のつながった兄弟ですから、確執があったり別れたりはしないでしょう」

 ウィリアム王子とヘンリー王子は「母がいてくれたらと毎日思いをはせています。銅像が母のシンボルとなることを願っています」と共同で声明を出しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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