メキシコ当局、合成麻薬1.1トンを押収 過去最大規模

 12月4日、メキシコの治安部隊は、北部シナロア州で1.1トンの合成麻薬フェンタニルを押収したと発表した。写真は、同日ソーシャルメディアから取得した、押収されたフェンタニルの画像。Omar H Garcia Harfuch via REUTERS(2024年 ロイター)

[メキシコシティ 4日 ロイター] – メキシコの治安部隊は4日、北部シナロア州で1.1トンの合成麻薬フェンタニルを押収したと発表した。押収の規模としては過去最大。

当局の発表によると、押収されたフェンタニルは2000万回分に相当し、組織犯罪が被る金銭的な打撃は推定4億ドル。治安部隊は、情報収集と市民からの通報に基づき、アオメ市の建物2カ所でフェンタニルや加工前の化学物質、車両4台、計量器などを発見した。

シナロア州は最近、麻薬カルテル「シナロア・カルテル」でリーダーの逮捕をきっかけに内紛が勃発し、治安が悪化している。

トランプ次期米大統領はメキシコに対してフェンタニルの米国への流入を阻止する取り組みの強化を要求し、実現できなければ高い関税を課すと警告している。

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