欧州委員会のドムブロフスキス委員は、ベッセント米財務長官と「友好的かつ率直な」会談を行ったと述べた。昨年4月、ベルギーで撮影(2025年 ロイター/Johanna Geron/Pool)
[ブリュッセル/ワシントン 25日 ロイター]- – 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のドムブロフスキス委員(経済担当)は25日、米国のベッセント財務長官と「友好的かつ率直な」会談を行ったと述べ、トランプ米政権が掲げる関税措置を巡り、EUは相互に受け入れ可能な合意を望んでいると改めて表明した。
ドムブロフスキス氏は国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合に出席するために米首都ワシントンを訪問。「米国の関税措置の影響について意見交換を行った。EUには相互に受け入れ可能な解決策で合意する用意がある」と述べた。
同時に、EUと米国が相互に関税措置を回避する合意に達するためには、まだ多くの作業が残されているとの認識も示した。
このほか、中国に対しトランプ政権の対中関税措置を受け欧州に輸出を振り向け、欧州市場を中国製品で氾濫させないよう要請したとも表明。中国はEUの立場に理解を示したとした。
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