掲載日
2025年4月25日
4月の物価上昇に続き、トランプ大統領の関税発動が危ぶまれる中、新たな高インフレが始まるのか?という疑問が消費者の自信をぐらつかせています。ですから、GfKが長年発表している消費者信頼感指数が4月に4ポイント減の-23となったのも驚きではありません。
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全体的なムードを反映するように、すべての指標が先月の発表と比較して低下しており、個人的な財政に関する将来指標も大きく低下し、2つの経済指標が2つの急激な低下をリードしています。
まず、国の全般的な経済状況を示す指標から。前年同月比は5ポイント減の-47で、2024年4月より6ポイント悪化。今後12ヶ月間の経済状況全般への期待も8ポイント減の-37で、2024年4月より16ポイント悪化。
過去1年間の個人財政の変化を測る指数は、2024年4月より1ポイント改善したものの、1ポイント低下して-10となり、今後12ヶ月間の個人財政の予測は4ポイント低下して-3となり、昨年のこの時期より5ポイント悪化。
主要購買品目指数については、今月は2ポイント低下して-19となったものの、少なくとも昨年の今月よりは6ポイント改善。
最後に、貯蓄指数は4月に少なくとも5ポイント回復して+30に達し、昨年の今頃より4ポイント改善したままです。
GfK/NIQカンパニーのコンシューマー・インサイト・ディレクター、ニール・ベラミー氏によれば、全体的な落ち込みだけでなく、先行きの不安にも十分な理由があるとのこと。
「消費者は、光熱費、市税、印紙税、道路税など、4月の複数のコスト上昇に悩まされているだけでなく、トランプ関税を背景に高インフレが再燃するという悲惨な警告も耳にしています。
「インフレ率は3月に緩和されましたが、私たちは今、再び急激な物価上昇の危機に瀕しているのでしょうか?もしそうであれば、消費者信頼感は崩壊し、信頼感が過去最低の-49を記録した2022年9月の悲惨なミニ予算以来見られた広範な上昇は、急速に損なわれる可能性があります。”

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