カナダのフランク・アンド・オーク店舗、IP売却で全国閉鎖へ – FashionNetwork 日本

掲載日

2025年4月24日

モントリオールを拠点とし、衣料品ブランド「フランク＆オーク」を展開するUCGカナダ・ホールディングスは、今後数週間以内に全14店舗を閉鎖し、より広範な事業整理の一環として知的財産を売却する予定です。

フランク・アンド・オークの店舗が全国で閉鎖へ。 – Frank and Oak

売却先は、ケベック州のメーカーLamour Groupと、Bebe、Psycho Bunny、Hurley、Pajarなどのブランドを擁するケベック州のThread Collective社。ブランド自体は営業を継続するものの、UCG Canada Holdings Inc.は破産を申請し、すべての業務を停止する見込み。

ケベック州、オンタリオ州、ブリティッシュ・コロンビア州にあるフランク・アンド・オークの全14店舗は、5月18日までに閉店予定。ブランドのウェブサイトは、清算手続き中も運営されます。

長年の友人であるHicham RatnaniとEthan Songによって2012年に設立されたFrank and Oakは、メンズウェアのEコマースブランドとしてスタートし、その後実店舗での小売りに進出し、2016年には初のレディースコレクションを発表しました。

同社は、Covid-19の大流行による経済的影響からの回復に苦戦したカナダの小売業者数社のうちの1社。フランク＆オークは当初、2020年に債権者保護を求め、同年末にUCGカナダ・ホールディングスの売却に至りました。

2度目の打撃として、UCGは2025年1月に再び債権者保護を申請。裁判所に提出された書類によると、同社は現在、債権者に対して約7,100万ドルの債務を負っています。