豪太へのこれまでの感謝を込めて、新プロジェクトスタート!

男鹿水族館GAOにホッキョクグマ「豪太」が来館してから20年になることを記念してスタートしたプロジェクトです。
豪太にこれまでの感謝の気持ちを込めて、皆さんと一緒に”夏でものびのび過ごせる環境”をプレゼントできたらと考えています。

ぜひ最後まで読み進んでいただき、ご支援いただけたらうれしいです。よろしくお願いします。

秋田県・男鹿半島の西側、日本海を望む絶好のロケーションに立つ男鹿水族館GAOは、皆様のおかげで2024年に開館20周年を迎えました。
2025年は男鹿水族館GAOのシンボル、ホッキョクグマの豪太がモスクワ動物園からやってきて20年になる記念すべき年です。
来館した頃の豪太。この頃は体重約150キロ。

豪太は皆様に温かく見守られながら、体重450キロの大きなホッキョクグマに成長し、今日もおもちゃを器用に使って元気に遊んでいます。

現在の豪太。体重約450キロと大きく成長しました!

しかし、近年の猛暑が、寒冷地に生きるホッキョクグマにとって厳しい環境となっています。

ホッキョクグマたちに、“夏をのびのび過ごせる環境”を。

今回のクラウドファンディングでは、まず、展示場に遮光ネットを設置するための費用を募ります。

年々厳しさを増す夏の直射日光は、寒冷地に生きるホッキョクグマたちにとって大きな負担です。遮光ネットの設置によって日差しをやわらげ、展示場内の温度上昇を抑えることで、より快適な環境を整えることができます。

まずは豪太とモモが夏を少しでも心地よく過ごせるように、この対策から一歩ずつ取り組みます。彼らが本来の姿で、のびのびと暮らしていける場所を目指して、私たちは、少しずつでも確実に、環境改善を進めていきたいと考えています。

「20年分の感謝」を、未来へつなぐために。
「豪太、ありがとう」「これからもずっと元気でいてね」

そんな想いを込めた今回の挑戦。
このクラウドファンディングを通じて、ホッキョクグマたちの“これから”を守る環境を、皆さまと一緒につくっていけたら嬉しく思います。

どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。

秋田の夏も暑い!

日本の夏は年々気温が上昇し、男鹿でも30度を超える日が珍しくなくなりました。厚い毛皮に覆われた豪太にとって、この暑さはとても厳しい。。 屋内で過ごす時間が増え、屋外で遊ぶ姿を見られる機会が減ります。

快適な空間の確保が必要

豪太やモモが過ごす「ホッキョクグマ広場」「ホッキョクグマ水槽」は、大切な生活の場です。しかし、現在は十分な日陰がなく、真夏は日差しを避けるために裏の部屋へ引っ込んでしまうことが増えています。本来、ホッキョクグマは水の中で泳いだり、ごろごろと転がりながらリラックスするのが大好きな動物です。しかし、暑さが厳しい日には体力を消耗しやすくなり、活動量が減ってしまいストレスをためこみます。暑さをやわらげ、豪太が一年を通じて元気に過ごせる環境をつくることが急務となっています。

ホッキョクグマ広場です

ホッキョクグマ水槽です

ホッキョクグマの未来を守るために

ホッキョクグマは、地球温暖化の影響を最も受けやすい生きもののひとつです。北極圏では、気温の上昇により氷が急速に減少し、野生のホッキョクグマたちは生息地を失いつつあります。

豪太の暮らしを守ることは、1頭のホッキョクグマを助けるだけでなく、地球規模の環境問題を考えるきっかけにもなります。今回のプロジェクトでは、「なぜホッキョクグマが暑さに弱いのか?」「ホッキョクグマの生態から、気候変動が彼らにどのような影響を与えているのか?」を伝え、多くの人に環境問題への関心を持ってもらいたいと考えています。豪太がこの先も元気に過ごせるように。そして、未来のホッキョクグマたちが生きられる環境を守るために。私たちは今、行動を起こさなければなりません。

すくすく成長!豪太の魅力と個性GAOのシンボル・ホッキョクグマの豪太は、2005年6月7日にモスクワ動物園から男鹿水族館GAOにやってきました。当時1歳半だった豪太は、来館直後から多くの来館者に愛され、GAOのシンボル的存在となりました。

豪太の名前は、一般公募で寄せられた3,417通の応募の中から選ばれました。その名前の通り、堂々とした体躯を誇り、国内でも有数の大きさに成長しました。現在、体重は400キロを超えることもあり、その雄大な姿は訪れる人々を圧倒します。

豪太の特徴の一つは、その遊び好きな性格です。水中でダイナミックに泳ぐ姿や、おもちゃを器用に使って遊ぶ様子は、多くの人々を魅了してきました。特に、夏場に大きな氷をかじる姿や、特製のおやつを頬張る姿は、豪太の人気をさらに高める要素となっています。

豪太の家族 ~未来へつなぐ命のバトン~

豪太は繁殖にも貢献し、2012年にはメスのクルミとの間にメスの「ミルク」、2020年にはメスのユキとの間にオスの「フブキ」をもうけました。フブキは現在、名古屋市の東山動植物園で元気に過ごしており、豪太の血を受け継ぐ新たな世代として成長を続けています。

夏との戦い ~暑さに負けない環境づくり~

近年の日本の夏は、ホッキョクグマにとってますます過酷になっています。豪太がやってきた当初よりも気温は上昇し、最高気温が30℃を超える日も珍しくありません。豪太が快適に過ごせる環境を整えることが課題となっています。

現在、氷を与えたり、常に空調の効いたバックヤードに避難できるようにするなど対策をしていますがさらなる環境改善が必要です。

豪太の未来 ~新たなパートナーとともに~

豪太の20年の歩みは、男鹿水族館GAOの歴史そのものです。これまで数え切れないほどの来館者に笑顔を届け、ホッキョクグマという生きものの魅力や、地球環境の大切さを伝えてきました。

2024年には、新たなパートナーとして浜松市動物園からモモがGAOにやってきました。豪太の20年を支えてくれたすべての皆さまに感謝を込めて。そして、これからの未来も、豪太が快適に過ごせるよう、より良い環境を整えていきます。ホッキョクグマ豪太の物語は、まだまだ続きます!

スケジュール・リターン品について

  2025年4月 クラウドファンディング開始
  2025年7月 クラウドファンディング終了
  2025年9月 返礼品(リターン品)送付開始

返礼品(リターン品)では20周年記念誌がGETできます!

その他、ホッキョクグマ展示場の裏側見学ツアーや、アシカ・アザラシ トレーナー体験、各種グッズなどをご用意しています!

~秋田の海と世界をつなぐ学びの場~

男鹿水族館GAOは、秋田県の男鹿半島に位置する、秋田県唯一の水族館です。2004年の開館以来、ホッキョクグマをはじめ、秋田県の県魚である「ハタハタ」や、多様な水生生物を展示し、来館者に海の魅力を伝え続けてきました。

400種1万点の生きものたちが集う水族館

GAOには、秋田の海を中心に世界中から集まった約400種、1万点以上の生きものたちが暮らしています。日本海に生息する魚たち、神秘的なクラゲ、色とりどりの熱帯魚まで、多様な水生生物を間近で観察することができます。特に、ホッキョクグマの「豪太」はGAOのシンボルとして多くの来館者を惹きつけており、ダイナミックな泳ぎや愛らしい仕草で人気を集めています。

秋田の自然と海の恵みを体感

GAOでは、秋田の海に生息する水生生物を展示し、地元の自然環境と漁業文化について学ぶことができます。特に、秋田の冬の味覚として知られるハタハタの生態展示は、漁業や海の資源管理の大切さを伝える貴重な機会となっています。

また、タッチプールでは、ウニやヒトデなどの生きものに触れながら、海の生態系の不思議に触れることができます。訪れた人々に「見て・触れて・学べる」体験を提供することで、自然とのつながりを深めてもらうことを目指しています。

未来を担う学びの場へ ~2023年のリニューアル~

2023年、より学びの機能を充実させるために施設のリニューアルを行いました。

◆「観察学習コーナー」
実際に生きものを観察しながら学べる体験型展示エリア。生態系の仕組みや海洋環境の変化について、子どもから大人まで楽しみながら学ぶことができます。

◆「情報発信コーナー」
SDGs(持続可能な開発目標)に関する最新の情報を発信するスペース。気候変動や海洋プラスチック問題など、私たちの未来に関わる課題を取り上げ、環境保全の大切さを伝えています。

◆「多目的ホール」
飼育スタッフによる特別講義やワークショップが開催されるエリア。生きものの生態や水族館の裏側を知ることができる貴重な場として、多くの来館者に人気です。

これらの施設を通じて、GAOは「水族館=見るだけの施設」ではなく、「学び・考え・行動する場」としての役割を強化しています。

最後に

ホッキョクグマ「豪太」がGAOに来館して20年。たくさんの出会いや笑顔に支えられて、今日まで歩んできました。
今回のプロジェクトに込めた想いを、男鹿水族館GAO 館長・本川よりお届けします。

豪太とモモのこれからの時間が、少しでも心地よく、健やかでありますように。そして、私たちが見守ってきたその姿が、次の世代へつながっていきますように。
このプロジェクトが、男鹿水族館GAOに関わってくださるすべての皆さまと、動物たちとの未来を一緒に描く“きっかけ”になれば幸いです。

どうか、あたたかいご支援と応援をよろしくお願いいたします。

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