
中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)が人工知能(AI)向けのGPU(画像処理半導体)「910C」の量産出荷を5月にも始める予定だと、事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。中国顧客向けで、一部は出荷済みという。(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[シンガポール/北京 21日 ロイター] – 中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)[RIC:RIC:HWT.UL]が人工知能(AI)向けのGPU(画像処理半導体)「910C」の量産出荷を5月にも始める予定だと、事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。中国顧客向けで、一部は出荷済みという。
トランプ米政権は今月、米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabに対し、中国向けのAI半導体「H20」に輸出許可が必要だと通知した。中国のAI企業が代替品を調達する必要に迫られる中、絶好のタイミングでの投入となりそうだ。関係者によると、「910C」は、従来品である「910B」と比べて計算能力とメモリ容量を2倍に高め、中国での販売が禁止されたエヌビディアの「H100」と同等の性能を有しているという。
米政府は先端半導体の中国への供給を遮断しようと、輸出規制を強化してきた。その結果、ファーウェイや中国の新興企業が、これまでエヌビディアが押さえていた市場への参入が可能になった。
関係筋は昨年末、ファーウェイは「910C」のサンプルを複数のハイテク企業に提供し、受注を開始したと述べていた。ロイターは「910C」の主な製造企業について確認できていない。
関係筋によると、「910C」の一部には、半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tabが中国拠点の企業向けに製造した半導体が使われているという。
米商務省は現在、TSMCの半導体が「910B」に使用されていることが発覚したことを受け、調査している。
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