米アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が米国に持つ人工知能(AI)サーバー組立工場の売却を図る中で、台湾の仁宝電脳(コンパル・エレクトロニクス)など3社が買収案を修正して提出する。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  他の2社は、台湾の緯創資通(ウィストロン)系の緯穎科技(ウィウィン)と米ジェイビル。ブルームバーグ・ニュースが以前、この資産の取得に関心を示していると報じた台湾の英業達(インベンテック)と和碩聯合科技(ペガトロン)は撤退した。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。

  AMDは3月末に完了した49億ドル(約7000億円)でのZTシステムズ買収を通じ、テキサス州とニュージャージー州にある工場を継承。AMDは昨年、デル・テクノロジーズやヒューレット・パッカード・エンタープライズといった顧客と競合しないよう製造事業を売却すると発表していた。

  仁宝電脳と英業達、和碩聯合科技、緯穎科技の担当者はコメントを控えた。AMDとジェイビルはコメント要請に応じなかった。

原題:Taiwan Bidders Are Said to Be Circling AMD’s ZT Server Assets  (抜粋)

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