ニデック、差し止め求め仮処分申し立て 牧野フのTOB対抗策

  4月16日、ニデックは牧野フライス製作所が株式公開買い付け(TOB)への対抗策として予定している新株予約権の無償割り当てについて、差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てたと発表した。写真はニデックのロゴ。都内で2018年7月撮影(2025年 ロイター/KIM KYUNG-HOON)

[東京 16日 ロイター] – ニデック(6594.T), opens new tabは16日、牧野フライス製作所(6135.T), opens new tabが株式公開買い付け(TOB)への対抗策として予定している新株予約権の無償割り当てについて、差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てたと発表した。

牧野フは同日、仮処分の申し立ては「全く理由のないもの」とするコメントを出した。新株予約権の無償割当は「適法かつ公正に決定したもの」とした。

買収計画を進めるニデックに対し、牧野フは少なくとも5月9日までTOB開始を延期するよう要請してきたが、ニデックは予定通り4月4日から開始 もっと見る 。このため牧野フは10日、新株予約権の無償割り当てを含む対抗措置を発動することを決議し、発動について株主の意思を確認する議案を6月の定時株主総会に付議するとしていた もっと見る 。

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