フードスタンプで炭酸飲料など購入禁止を、米中西部2州が政府に要請

 米中西部のアーカンソー州とインディアナ州は15日、低所得者向けの食料品購入支援プログラム(フードスタンプ)を使った炭酸飲料とキャンディー類の購入を禁止するよう、農務省に要請した。ロサンゼルスで2011年4月撮影(2025年 ロイター/Mario Anzuoni)

[15日 ロイター] – 米中西部のアーカンソー州とインディアナ州は15日、低所得者向けの食料品購入支援プログラム(フードスタンプ)を使った炭酸飲料とキャンディー類の購入を禁止するよう、農務省に要請した。

ロリンズ農務長官はケネディ厚生長官とともに、購入できる食品を制限する州側の要請を承認する意向を示している。同制度は4100万人余りが利用している。

ロリンズ長官はアーカンソー州のサンダース知事とインディアナ州のブラウン知事とそれぞれ会談し、両州の規制要請を発表した。

ロリンズ氏とサンダース氏は、この取り組みの目的は受給者に健康的な選択を促すことであり、選択肢を制限することではないと述べた。

またネブラスカ州やウェストバージニア州など他州も、近く農務省に同様の要請をすると発表した。

一方、飲料業界とキャンディ業界はこうした動きに反発しており、米国飲料協会は声明で「ばかばかしいほど矛盾したメッセージだ。炭酸飲料やキャンディーは駄目で、デザートやスナック菓子などは買えるという訳だ」と述べた。

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Washington-based award-winning journalist covering agriculture and energy including competition, regulation, federal agencies, corporate consolidation, environment and climate, racial discrimination and labour, previously at the Food and Environment Reporting Network.

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