ロシア人記者4人に懲役5年6月、反体制派ナワリヌイ氏団体との関係巡り

 4月15日、ロシアの首都モスクワの裁判所は、昨年2月に北極圏の刑務所で亡くなった反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が生前に設立した団体に協力したとして、ロシア人記者4人にそれぞれ懲役5年6月の判決を言い渡した(2025年 ロイター/Yulia Morozova)

[モスクワ 15日 ロイター] – ロシアの首都モスクワの裁判所は15日、昨年2月に北極圏の刑務所で亡くなった反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が生前に設立した団体に協力したとして、ロシア人記者4人にそれぞれ懲役5年6月の判決を言い渡した。

検察当局によると、4人はナワリヌイ氏の団体「反汚職基金」(FBK)のユーチューブチャンネル向けに資料を作成したという。

FBKはロシアで「外国の代理人」および過激派組織に指定され、活動が禁止されている。

4人は昨年10月から非公開裁判を受けていた。容疑を否認している。

ロシアはウクライナ戦争開始以降、国内外の記者への圧力を強めている。

4人のうち2人はフリーランス記者で、APやロイターなどさまざまな報道機関に協力していた。他の2人は外国の代理人に指定されている独立系メディア「ソタ・ビジョン」に所属している。

ロイターの広報担当者は同社に協力していた記者について、2022年から24年にかけてデスクプロデューサーとして時折、ビデオ編集や担当記事の執筆に携わっていたと説明。この記者の起訴がロイターでのフリーランス業務に関連していることを示す証拠はないと述べた。

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