メキシコ、米国から陸路燃料輸送を一時停止 違法取引監視強化で

 メキシコ政府は、米国からの違法な燃料輸入に対する取り締まりを強化するために、トラックによる燃料輸送を一時停止した。写真はメキシコのシウダーフアレスから見た国境付近。3月4日撮影(2025年 ロイター/Carlos Sanchez)

[ニューヨーク 15日 ロイター] – メキシコ政府は、米国からの違法な燃料輸入に対する取り締まりを強化するために、トラックによる燃料輸送を一時停止した。関係筋が15日明らかにした。

ある関係者は、メキシコ政府が輸入許可証の調査と貨物検査を強化しているため、メキシコ湾岸の米精製拠点からガソリンやディーゼルを輸送するトラックは、テキサス州との国境を越えることができないと述べた。

再開時期は未定という。鉄道と海上での燃料輸送には影響はないと語った。

米国からメキシコへの燃料輸送は密輸業者に大きな利益をもたらしており、メキシコは2023年に違法燃料取引を取り締まる法令を制定した。メキシコ当局は過去数カ月で、違法な貨物を積んでいたとして船舶1隻と燃料トラック数台を押収している。

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Shariq is an Energy reporter focused on U.S. fuel markets. He previously covered corporate oil and gas news with a focus on breaking M&A news.

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