ゴールドマン、欧州株価指数予想を再び下げ 米関税とユーロ高で

米金融大手ゴールドマン・サックスは欧州の主要株価指数であるSTOXX欧州600種指数の12カ月先予想を570から520に引き下げた。フランクフルトの証券取引所で14日撮影(2025年 ロイター)

[14日 ロイター] – 米金融大手ゴールドマン・サックスは欧州の主要株価指数であるSTOXX欧州600種指数(.STOXX), opens new tabの12カ月先予想を570から520に引き下げた。下方修正は今月2回目。米関税とユーロ高が欧州企業の収益に打撃を与える可能性があり、「さらなる下方修正が予想される」と警告した。

今月初めに580から570に引き下げたばかりだった。

2025年の欧州の1株当たり利益(EPS)を7%減と予測。これまでは2%増を見込んでいた。コンセンサス予想の4%増を大幅に下回る内容だ。

11日付のノートで「われわれの(EPS)見通しは、関税発表後の不確実性と米景気後退リスクの高まりを反映している」とした。

セクター別ではエネルギー(.SXEP), opens new tabと金融(.SX7P), opens new tabが最も指数を押し下げると見込む一方、テクノロジー(.SX8P), opens new tabと工業(.SXNP), opens new tabは多少プラスに寄与する可能性があるという。

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