公開日時 2025年04月12日 16:34更新日時 2025年04月12日 17:14
アルゼンチンのミレイ大統領(左)とIMFのゲオルギエワ専務理事=2024年6月、イタリア南部(ロイター=共同)
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共同通信
【サンパウロ共同】アルゼンチン政府は11日、国際通貨基金(IMF)から200億ドル(約2兆8千億円)の融資を受けることで合意したと発表した。IMFはミレイ大統領の財政緊縮策を評価。長引く経済危機から脱却する鍵となるか注目される。
世界銀行も11日、雇用創出などを目的に120億ドルの支援を発表した。米州開発銀行(IDB)は最大100億ドルを拠出する計画を明らかにした。
IMFのゲオルギエワ専務理事は声明で「強力な財政健全化目標と幅広い構造改革を柱とした計画を断行し、堅調な経済回復の兆しを見せている」と評価した。ミレイ氏は国民向けのテレビ演説で「厳しい努力を経て、経済の回復プロセスは完了したと言える。全ては計画通りに進んでいる」とした。
2023年12月に就任したミレイ大統領は、公務員削減など厳しい財政緊縮を軸に経済再建に取り組んでいる。就任時に前年同月比で200%を超えていたインフレ率は、今年3月に55・9%まで下がった。
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