4月11日、台湾検察当局は2月に台湾沖の海底ケーブルを故意に損傷させたとして、中国人の船長を起訴した。海底ケーブルを巡り台湾が起訴するのは初めて。写真は中国と台湾の旗。2023年4月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[台北/北京 27日 ロイター] – 台湾国防省は27日、中国の戦闘機と軍艦が台湾周辺で「戦闘哨戒」を実施したと明らかにした。
米政府が25日、台湾に対する防空ミサイルなどの武器20億ドル相当の売却を承認。これに対して中国外務省は26日に発表した声明で非難し、「中国は断固たる対抗手段を行使し、国家主権や安全保障、領土の一体性を確保するために必要なあらゆる措置を講じる」と訴えた。
こうした中で、台湾国防省によると中国軍の「Su─30」戦闘機を含む19機が27日午前から軍艦とともに台湾周辺で「協同戦闘即応哨戒」に乗り出した。中国軍機は台湾の北部、中部、南西部、東部領空を飛行し、台湾軍が部隊を派遣して監視を続けたという。
中国軍は戦闘哨戒を毎月数回実施されている。今回は、中国軍が今月に台湾周辺で大規模な軍事演習をした以降では初めてとなった。
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