スペインのロブレス国防相(写真)は2日、自国民を情勢が緊迫化するレバノンから退避させるため、早ければ3日に軍用機2機を派遣する方針を示した。昨年8月にスペインのトレドで撮影(2024年 ロイター/Isabel Infantes)
[カラカス 12日 ロイター] – ベネズエラのジル外相は12日、駐スペイン大使を協議のため召還し、駐ベネズエラスペイン大使を外務省に呼び出したと明らかにした。
理由について、スペインのロブレス国防相の「横柄で介入主義的で無礼」な発言にある、と通信アプリ「テレグラム」に投稿した。
ロブレス氏は12日、マドリードで行われた本のプレゼンテーションで、マドゥロ政権を「独裁」と呼び、そのために出国しなければならなかったベネズエラ人に敬意を表した。
スペインのサンチェス首相はこの日、亡命中のベネズエラ野党指導者エドムンド・ゴンサレス氏とマドリードで会談した。
スペインのアルバレス外相は13日、ラジオ局に対し、大使の召還は珍しいことではなく、主権国家の決定であり、何もコメントすることはないと発言。ベネズエラの人々と最善の関係を築くために努力しているとし、ベネズエラが独裁国家かどうか見解を述べることは控えた。
7月のベネズエラ大統領選では、選挙管理当局と最高裁がマドゥロ大統領の勝利を認定したが、野党が公表した集計では野党統一候補のゴンサレス氏が圧勝していた。
ベネズエラ検察が今月2日、文書偽造や扇動などの容疑でゴンサレス氏の逮捕状を取り、マドゥロ政権が野党弾圧を強める中、ゴンサレス氏はスペインに亡命した。
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