【防災】津波警報・大津波警報 速報体制の変遷を辿る2時間SP【資料用】

19 Comments

  1. 1970年代の津波警報は、地震があってから30分くらいかかって、やっと出た記憶があります。実家が北海道でしたので、津波警報が出ると普段聞きなれない「胆振支庁、日高支庁、渡島支庁、十勝支庁、釧路支庁」という地域名が読み上げられました。支庁とは、現在の「振興局」に当たる行政区分で北海「道」の下部組織です。地図などの画像表示は、そのあと少し時間が経ってからだったと微かに記憶しています。地震情報がNECのPC9801を使ったCGになる前は、子供の数字教育用のオモチャで震度を表示していました。裏が鉄板で紙に書かれた地図の上に磁石が付いた数字のオモチャを張り付ける方式です。映りも良くて良い方法でした。(たしか3000円もしなかったかと) テロップが写植の時代でした。

  2. NHKのニュースとか天気のテロップって1990年前後に大きく進化した印象がありますが、その頃ってほとんど大きな地震や津波が無いんですよね。だから80年代の手作りの原始的な表示からいきなり90年代半ばに飛ぶので、途中が見てみたかったなと(災害がないのはいいことですが)思ってしまいます。

  3. 緊急地震速報の音はタイガー・ジェット・シンの入場テーマ作曲者が作成。不安を掻き立てるメロディラインを作らせたら右に出る者がいないのでは?

  4. 1983年・日本海中部地震
    地震から15分後に大津波警報が発表されたが間に合わなかったため、気象庁は5分以内の発表を目標とした。

    1993年・北海道南西沖地震
    目標通り5分で大津波警報が発表されたが、3分で10mの津波が到達していたため、目標の時間を3分へ短縮。

    2010年・チリ地震
    遠方からの津波により、過大予測となった。
    (予想3m→観測値1.3m)

    2011年・東日本大震災
    過小予測となってしまい、被害が拡大する原因となってしまった。気象庁は巨大地震への対応を見直し、改正された。

    2024年・能登半島地震
    改正後初の大津波警報発表となり、最大級の警戒が呼びかけれた。一方で津波は地震後1分で到達していた可能性も指摘されている。

  5. 【個人的な雑感】
    1:11:26 画面右下。凡例の色に「赤」「黄」といった色の名前が併記されるようになったんですね。素晴らしい。
    また、3.11の教訓により、あえての劇場型の口調に更新されたことも印象的。

    1:12:07 在日外国人や未就学児童にも伝わるように、かな表記の字幕【すぐ にげて!】。

    1:45:12 大津波警報の色としてNHKでも「紫」が使用。
    ┗(3.11以降。民放とNHKの各局が警報には共通の色を使うように取り決めがなされていた模様)。
    別件で「津波! 避難!」の字幕に振り仮名がついた。

    ◇警報色に対する個人的な雑感。画面上で「紫色」と「赤色」の識別(見きわめ)が難しい。個人的には「赤+白」を大津波警報に使用していた頃が「大津波警報」の識別がしやすかったかなぁ…。
    ただ、有識者の方々が集まって考えて、配色として「紫」を使用するのが好適と判断されたのだ思うので、今のままで。
    一方で日本列島を緑から薄いグレーで表現するように変更されたのは非常に見やすい。

  6. 19:00 紀伊半島半島沖地震(現在は三重県南東沖)
    発生年月日も間違ってますね。2004年9月5日23時57分頃に発生しています。きちんと確認してから投稿したほうがいいですよ。