みなさま、ページをご覧いただきありがとうございます。
UAPACAAパートナーズでボランティアをしております、金子です。
当プロジェクトが保護活動を行っているアフリカ、カメルーン・ロべケ国立公園には様々な魅力あふれる動物たちが暮らしています。
私たちUAPACAAが一体どのような野生動物の保護活動をしているのか、前回に続き第四弾となりましたが、今回も【イラストで伝える】シリーズで紹介させていただこうと思います。
©かねこもえ
当プロジェクトのタイトルにもなっている「マルミミゾウ(シンリンゾウ)」を第一弾、第二弾とし紹介してきました。前回第三弾はアビシニアコロブスでしたが、今回は、4月2日に投稿された活動報告でも紹介されているヨウムです。
ヨウムは、アンゴラ、ブルンジ、カメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、赤道ギニア、ガボン、ガーナ、ケニア、ナイジェリア、ルワンダ、サントメ・プリンシペ、タンザニア、ウガンダの多くの国に生息するオウム目インコ科の生き物です。
そんなヨウムの話を今回も4つほど。
〇言葉をしゃべる!?頭の良さ
©かねこもえ
ヨウムは知能が高く、人の言葉を覚えることで有名です。
それだけでなく、岡安さんは昔、ゴリラの孤児院に勤めていた時に、ボノボ語を覚えてしまったヨウム群団に騙されたそう…。私たち人間でも騙されてしまうほど真似がうまいのですね。
〇ヨウムとオウムの違い
©かねこもえ
言葉の真似がうまい身近な生き物と言えばオウムもいます。オウムとヨウムは何が違うのでしょうか。
イラスト左の黄色い羽の鳥は「キバタン」で、「バタン」と呼ばれるオウム目オウム科の生き物です。一方でヨウムはオウム目インコ科の生き物。ヨウムもオウムも同じオウム科に属するので、近い生き物ですが、科が違うのですね。
オウム科とインコ科の違いとして、外見的な見分け方の一つに冠羽(頭についた動かせる飾り羽)があります。頭に冠羽があるのがオウム、無いのがインコになります。分かりやすいですね。
〇オレンジ色の尾羽
©かねこもえ
モノトーン調に見せかけて、ヨウムは綺麗なオレンジ色(赤色?)の尾羽を持っています。とてもおしゃれですね。(残念ながらこの尾羽が目的で密猟もされてしまいます…。)
この鮮やかな色が自然と体に生えてくるヨウム。黒髪黒目の日本人の金子としては、とても不思議に感じます。
〇大きなくちばし
©かねこもえ
鳥はそれぞれの形のくちばしを持っています。スズメやメジロは三角形の小さいくちばし。ツルやサギは長いくちばしです。一方ヨウムは上くちばしが下くちばしより大きく、下に曲がった形をしています。
頭の形とあわせて頭部のフォルムが全体的にマルっとしていて、とても可愛らしいですね。
最後に
UAPACAAパートナーズでは、ジャングルにすむ多種多様な生き物が100年後も存在するよう、レンジャーたちのパトロール費用や生物多様性モニタリング費用など現場支援を行っています。
クラウドファンディングを通しての、皆様の生活の中でできる野生動物の保護活動応援を、よろしくお願いいたします!!
WACOCA: People, Life, Style.