最新ニュース テレビ朝日系「緊急取調室」、ゼネラルプロデューサーが語る魅力…練りに練られた台本と濃厚な芝居
https://www.youtube.com/channel/UCPln6MgOKbyff8iJBqE34fQ?sub_confirmation=1 8日にシーズン4がスタートしたテレビ朝日系「緊急取調室」(木曜・午後9時)。2014年のシリーズ開始から関わってきたのがゼネラルプロデューサーの三輪祐見子さん(52)だ。
取調官・真壁有希子(天海祐希)が率いる警視庁捜査一課の「緊急事案対応取調班」(キントリ)の刑事らが、容疑者の犯行動機に迫るシリーズ。「逮捕するまでが描かれる刑事ドラマと違い、逮捕後に人間の奥深さに迫るものが作りたかった」。今作では18年に亡くなった大杉漣さん(享年66)の役・中田善次郎の息子として山上善春(工藤阿須加、29)が加入した。
初作から世帯視聴率2桁を優に超える人気シリーズ。テレ朝ではシーズン20を迎えた「科捜研の女」や「相棒」を始めシリーズものが多い。安定した数字が見込めるメリットに目が行きがちだが、マンネリ防止への苦労も大きい。「脚本の井上(由美子)さんから本の叩き台を頂いて、スタッフ陣で1年近くかけて作り上げます」。練りに練られた台本をキントリファミリーが濃厚な芝居にする。
天海を始め、脇を固める田中哲司(55)、小日向文世(67)、でんでん(71)ら俳優陣の真剣な演技も人気の要因の一つと考える。「脚本の出来も、もちろんですが、ちゃんとした大人が、すごい長いセリフを覚えて必死に演技するんです。少しでも苦労を知ろうと、私たちスタッフも暗記に挑戦しましたが、無理でした」
「DOCTORS~最強の名医~」「刑事7人」や「おっさんずラブ」など多くの人気ドラマを手掛けた。共通するものとして一つ言えることがある。「『他の誰もが見なくても、私だけは一番のファンだ』と自負があるものは続きます。大好きじゃないのに続いてきたというのはない。作り手の思いが漏れ出るんだと思います」(浦本 将樹)

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