ロシア軍、西部クルスク州の完全奪還間近に=報道

ウクライナ軍が越境攻撃を行ってきたロシア西部クルスク州で、最後の拠点の一つとされるグエボから同国軍が排除され、ロシアによる完全奪還が近づいているもよう。写真は2024年8月、ロイターが入手したクルスク州のスジャ国境検問所とみられる衛星画像。(2025年 ロイター/Planet Labs Inc/Handout via REUTERS)

[モスクワ 8日 ロイター] – ウクライナ軍が越境攻撃を行ってきたロシア西部クルスク州で、最後の拠点の一つとされるグエボから同国軍が排除され、ロシアによる完全奪還が近づいているもよう。同州知事と国営メディアが7日に伝えた。

ロシア国防省が公開した映像には、複数の建物から煙が立ち上る様子や、大きな被害を受けた教会の窓から兵士がロシア国旗を振る様子などが映されていた。

ロイターはファイルや同地域の衛星画像から撮影場所は確認できたが、撮影された日付は確認できなかった。

また、ロシアの主張に対するウクライナからのコメントはすぐには得られていない。ウクライナ参謀本部は声明で、ロシアのドローン操縦士などが使用していたクルスク州の格納庫や軍事施設をウクライナ機が攻撃したとしている。ロイターはこの主張を確認できていない。

ロシア国営タス通信は、匿名の情報源の話として、クルスク州ゴルナルとオレシュニャの2つの集落からウクライナ軍を排除すれば、ロシア軍は同州全域を奪還できると報じた。

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As Russia Chief Political Correspondent, and former Moscow bureau chief, Andrew helps lead coverage of the world’s largest country, whose political, economic and social transformation under President Vladimir Putin he has reported on for much of the last two decades, along with its growing confrontation with the West and wars in Georgia and Ukraine. Andrew was part of a Wall Street Journal reporting team short-listed for a Pulitzer Prize for international reporting. He has also reported from Moscow for two British newspapers, The Telegraph and The Independent.

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