ドイツのリチウム埋蔵量、国内需要数十年分に対応も=調査

 3月6日、ドイツは今後数十年にわたり国内需要を満たすのに十分なリチウム埋蔵量を確保できる可能性がある。写真は炭酸リチウム。ボリビアのウユニで2017年11月撮影(2025 ロイター/David Mercado)

[ベルリン 6日 ロイター] – ドイツは今後数十年にわたり国内需要を満たすのに十分なリチウム埋蔵量を確保できる可能性がある。ドイツ連邦地球科学・天然資源研究所(BGR)とフラウンホーファー研究所が6日発表した調査結果で明らかになった。

ドイツ鉱物資源局は、2030年までの同国のリチウム需要を年間最大17万トンと推定。同国自動車業界は、電池生産に必要なリチウムをオーストラリア、アルゼンチン、チリ、中国からの輸入に頼っている。

研究者と企業は、国内供給と再生可能な暖房・電力ソリューションを強化するためにドイツのライン渓谷上流で地熱エネルギー生産の副産物としてリチウムを抽出する方法を模索してきた。

調査によると、ドイツには最大2651万トンのリチウム埋蔵量があり、特に北ドイツ盆地と中部チューリンゲン盆地の地下深層水に溶解しているもよう。

また地質学者らが2021年に見積もったところでは、ドイツ南西部「黒い森」地域にあるライン渓谷上流にEV4億台強分のリチウムが埋蔵されているという。

確認されたリチウム資源の多くは透水性の低い岩石に閉じ込められているなど、採掘が技術的に難しいとされるが、ドイツでは探査の機運が高まっている。

業界団体のドイツ電気・電子工業連盟(ZVEI)によると、2023年に輸入した237億ユーロ相当の電池のうち86%をリチウム電池が占めた。

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筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

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