英ロンドンのウェストミンスター寺院と英国旗(資料写真、2025年2月1日撮影)。(c)BENJAMIN CREMEL/AFP
(AFPBB News)
【AFP=時事】英紙サンデー・タイムズは6日、核潜水艦偵察用にロシアが設置したとみられるセンサーを、英海軍が周辺海域で発見したと報じた。装置は海底に埋められていた他、岸に漂着しているものもあったという。
英国の軍および情報機関の幹部は、核ミサイルを搭載する英潜水艦4隻に関する情報収集のために設置されたものと考えている。
ある軍高官は同紙に対し、「疑いの余地なく、大西洋では戦争が繰り広げられている。これは冷戦終結以来続いてきたいたちごっこであり、今、再び激化している」と語った。
同紙の3か月にわたる調査によると、ロシアの無人車両が「深海の通信ケーブルの傍らに潜んでいる」のが確認された。
さらに同紙は、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)が所有する大型ヨットが水中偵察用に使用された可能性があるという、「信頼に足る情報」を英政府はつかんでいるとも伝えた。
【翻訳編集】AFPBB News
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