樹齢400年を超えるとされる、鮫川村の「火打石のしだれ桜」が日本樹木遺産に認定されました。

日本樹木遺産に認定されたのは、鮫川村の火打石地区にある、樹齢400年を超えるとされるしだれ桜です。

高さは20メートルにもなる枝ぶりが見事な一本桜で、「火打石のしだれ桜」と呼ばれて地域で親しまれています。

6日は、認定した日本樹木遺産協会や、村の関係者などが現地に集まり、設置した看板を除幕して祝いました。

日本樹木遺産協会では、歴史ある樹木に対して、枯れ木を除いたり周辺の雑草を刈ったりするなど、地域の人たちが大切にしていることを評価して、東北地方で初めて日本樹木遺産に認定したということです。

6日は、協会の担当者から、サクラの木を調査した結果について、幹に水分が多く含まれ腐っていることが説明され、土壌を改善する薬剤を与えることや枝葉を伸ばせるように周囲の木を切ることなどのアドバイスを受けていました。

村によりますと、鮫川村の火打石のしだれ桜は、今週末ごろに見ごろを迎えるということです。

鮫川村の宗田雅之村長は「地域のみなさんが親しんで守り続けてきた桜が認定を受けて感謝申し上げます。村の観光資源としてしっかり守っていきたい」と話していました。

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