4日のニューヨーク原油市場では、原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が、一時、1バレル=60ドル台半ばまで値下がりしました。

1バレル=61ドルを下回るのは、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていた2021年4月以来、およそ4年ぶりです。

ロンドンの市場で取り引きされている北海産のブレント原油の先物価格も、4日は一時、2021年以来となる、1バレル=64ドル台まで値下がりしました。

背景には、アメリカのトランプ政権の相互関税に対し、中国政府が対抗措置を発表したことなどを受けて、貿易摩擦への懸念が強まり、経済の減速につながるという見方が広がったことがあります。

また、主な産油国でつくるOPECプラスが3日、来月、原油をさらに増産する方針を明らかにしていたことも、原油価格の下落を後押しする形となりました。

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