北アメリカ大陸南東部とメキシコ北東部に挟まれた海域。今週、米国で「メキシコ湾」に関する情報を地図サイトで検索すると、サービスによって新しい名称が表示される場合もあれば、従来のままの場合もあることがわかる。
これは、1月にドナルド・トランプ大統領がこの海域を「アメリカ湾」と改名する大統領令を発したことを受け、テック企業がそれぞれ異なる対応を取ったことで生じる複雑さを示している。
2月11日(米国時間)の朝、Google 検索で「メキシコ湾」を検索すると、「アメリカ湾」という名称が記された公式のナレッジパネルがトップに表示され、Googleマップにも更新後の名称を示すタイルが現れた。その後すぐに、AppleマップやBing Mapsもこの変更を反映した。
ほかの地図アプリはこの変化にどのように対応しているのだろうか?
Appleマップ
Map: Courtesy of Apple
Googleマップは、名称を変更した最初の主要なスマートフォンのナビゲーションアプリだったが、Appleマップもすぐにそれに続いた。11日の朝、Appleマップに「メキシコ湾」が表示されているのを見たが、その日の夕方にはアプリ内の名称が「アメリカ湾」に切り替わっていた。
百度地図
Map: Courtesy of Baidu
『WIRED』の同僚エディターが提供したスクリーンショット。中国の大手テクノロジー企業である百度地図(Baidu Maps)のナビゲーションアプリでは、「メキシコ湾」と表示されている。
Bing Maps
Map: Courtesy of Bing
11日、誤って「メキシコ湾」を2回表示していたBing Mapsは、同じ日の夕方までに「アメリカ湾」に名称を切り替えた。
Google マップ
Map: Courtesy of Google
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