応援いただく皆さまと共に

人と動物が共生する社会を目指して

 

私たち認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会は、広大な北海道全域をフィールドとして犬猫の保護・譲渡活動を行い、多くの犬猫の命を繋いでまいりました。

 

また“人と動物が共生する幸せな社会”の実現に向けて、動物の愛護・管理のための行政会議に参加、北海道の動物愛護センターの開設に向けた署名活動、野犬・野良猫・多頭飼育崩壊を新たに生み出さないよう犬猫の不妊手術費用助成事業の実施なども推し進めてきました。

 

これらの保護譲渡活動や啓発活動は、これまでも皆さまからのご寄付などによって成り立っていました。

 

しかしながら、昨年の過去最高額となってしまった医療費、物価高騰に伴い重大な運営費の逼迫問題があり、また保護施設の老朽化から生じる安心安全等の問題にも直面しています。

 

一頭でも多くの命を救う活動を継続させるため、そして併せて啓蒙活動を進め、人と動物が共生する社会を実現させていくためにも、ご寄付という形で私たちの活動にご参加いただけたらと思っております。

どうぞご参加の程、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

目次

私たちの活動について

 

 

ページをご覧いただきありがとうございます。認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会です。

 

私たちHOKKAIDOしっぽの会は、2005年に前代表が保護活動を始め、2007年に任意団体として活動を開始しました。その後2010年にNPO法人、2013年には認定NPO法人となり、広大な北海道全域をフィールドとして犬猫の保護や啓発活動を行っています。

 

人と動物が共生する幸せな社会を目指して

 

人と動物が共生する幸せな社会を目指して

 

2007年度から2024年度までに札幌市動物愛護管理センターや北海道内の保健所などの自治体から引き取った犬猫と、多頭飼育崩壊、野犬、野良猫など保護した犬猫の総数は2,486頭、新しい飼い主に譲渡した犬猫の総数は2,151頭を数えます。

 


餌やりされていた半野犬の子犬たち

 

外で多頭飼育されていた親子猫
外で多頭飼育されていた親子猫

                    

センターからの保護以外には、近年表面化が著しい多頭飼育崩壊や野犬、野良猫、虐待案件の対応のほか、“人と動物が共生する幸せな社会”の実現に向けて、動物の愛護や福祉の精神、そして「動物の愛護及び管理に関する法律」が広く社会に浸透するよう積極的に啓発活動を実施しています。

 

 

 

また、札幌市動物愛護管理センター(2023年11月開設)と北海道動物愛護センター(2024年4月開設)の開設実現のために日本中から多くの署名を集め、開設を後押ししました。

 

また、札幌市や北海道の行政機関に於ける「動物の愛護と管理に関する会議」に参加する機会を多くいただいており、その会議では私たちの活動を通じて得た知識やスキルをお伝えし、保護や啓発活動の施策に反映していただいています。

 

 

このほか、行き場のない野良猫たちを救済する目的で当会が創設した「飼い主のいない猫基金」では、2010年から2023年度までに2,635頭の野良猫の不妊手術代を助成しました。

 

2019年7月末よりスタートさせた「保健所から譲渡された犬猫の不妊手術費用助成事業」では、保健所から譲渡になった犬猫が、新たな地域で野犬や野良猫を生み出さない、多頭飼育崩壊を起こさないことを目的とし、2023度末までに787頭の犬猫の不妊手術代の一部を助成してまいりました。

 

これからも私たちの理念である「人と動物が共生する幸せな社会」の実現に向けて、一歩一歩、誠実に丁寧に、且つ迅速に対応していく所存です。 

 

活動内容の詳細

 

活動内容の一部の詳細を紹介

 

 

行政機関から負傷動物を中心とした

譲渡されにくい犬猫の引取り

 

 

保健所に収容される犬猫たちのなかには、衰弱や交通事故等で怪我を負って捕獲される子や、明らかな病気がありながら十分な治療を受けさせてもらえないまま飼い主都合で放棄される子たちがいます。

 

こうした場合、行政機関での医療行為には限界があり、応急処置以上の積極的な治療が施されることはありません。加えてそうした子たちは引取り後にそれ相当の医療費がかかり、介護が予測されることから、引取られにくいのが現状です。

 

子犬や子猫、純血種や小型犬には程なく新しい家族がみつかりますが、病気や怪我などのハンデがあるとなると出会いのチャンスはかなり限られてくるのが現状です。

 

 

また、人や社会に慣れていない野犬や野良猫は、順化するまでに時間を要するため、譲渡までには長い月日がかかります。

 

行政機関で収容されるすべての犬猫たちに新しい飼い主がみつかることは難しく、以前と比較して減少しているものの殺処分はゼロではありません。

 

私たちはこうした譲渡の難しい犬猫たちを受け入れることが多く、当会で十年以上過ごす元野犬・野良猫や、当会の預かりボランティアさんの元で生涯を終える子も少なくありません。

 

 

広大な北海道での

野犬や野良猫の救済

 

 

北海道の広大な自然の中で野犬の問題は深刻化しています。

 

特に、酪農地帯等では餌やりによって繁殖を繰り返した野犬の数が増え、生態系への影響や人とのトラブルが起きています。

 

こうした野犬も元々は飼い主に捨てられたり、係留せずに飼育されていた犬たちとその子孫たちです。牛などの家畜や鹿などの野生動物を襲うこともあり、こうした被害がいつ人に及ばないとも限りません。

 

また、もし海外から狂犬病が持ち込まれれば野犬が媒介源となる可能性もあり、放置してはいけない問題です。

 

 

野犬の数を減らすには子犬を確実に捕獲することと成犬に不妊手術を行うことが必要ですが、成犬の捕獲は困難を極めます。特に、捕獲された経験のある逃げた犬や捕獲されるところを見た犬は檻に近寄らなくなるため、適切な工夫や対策が求められます。

これまで自治体では有効な対策が見いだせず、対処的な方法で対応してきました。

 

 

当会では2020年より、こうした野犬問題の根本的な解決に向けて試行錯誤しながら取り組んでまいりました。

 

当会で捕獲を行い適正飼育と譲渡を推進させていくだけでなく、地元の協力者たちと力を合わせ、捕獲された野犬が保健所に収容される前に動物病院で不妊手術を行うための支援や、関係行政機関と意見交換を行い野犬対策の要望書を同志の愛護団体や獣医師、ボランティアなどと提出いたしました。

関係者会議では野犬の捕獲や飼育の方法を伝え、広報のあり方など野犬を減らすための働きかけを行っています。

 

また、当該地域の犬の飼い主の方に問題意識を持ってもらうために「北海道の野犬の現状」のチラシを配布し、不妊手術の有無についての聴き取り調査の実施を市町村に提言しました。野犬の問題をより多くの方に周知していただくための広報活動も積極的に行っています。

 

 

 

多頭飼育崩壊の犬猫救済と

動物虐待やネグレクト案件に向き合う

 

多頭飼育崩壊とは、飼育する動物の数がどんどん増えてしまい、適切な世話ができなくなった状態のことです。動物の高い繁殖力への理解がないまま、不妊手術をせず飼い始めたことによるケースが多数を占めます。

 


個人宅の多頭飼育崩壊案件

 

その発生には飼い主の経済面・精神面の問題と、社会的孤立などいくつもの要因が重なっていることが多く複雑です。動物たちは狭く不衛生な環境での生活を強いられていたり、病気や栄養失調、近親交配による病気で苦しめられていることも多くあります。

 

当会に多頭飼育崩壊の通報があると、管轄の行政機関に連絡するとともに現状の把握を行います。特に緊急性を伴う案件では重症の犬猫の引取りを先行し治療を開始し順次保護していきますが、行政機関や他団体との協力も不可欠です。飼い主の責任を問い、責めるだけでは問題は解決しないことからさまざまな施策や対応が求められています。

 


廃業した繁殖業者の多頭飼育崩壊案件


廃業した繁殖業者の多頭飼育崩壊案件

 

そして、飼い主の状況を理解し適切な支援を行うことも必要であることから、経済的な困難を抱えている場合にはフードの提供などの補助を行いつつ、これ以上の繁殖を防ぐため早急に不妊手術を実施し、怪我や衰弱がみられる犬猫には速やかな治療と、体力のない子犬や子猫は預かりボランティアの協力を得ながら保護しています。

 

 

また当会には、動物虐待やネグレクト(飼育放棄)を心配される声が日々寄せられます。動物虐待は、動物に対する暴力や適切でない環境下での飼育により、体も心も傷つけられる深刻な問題です。一方、ネグレクトは、食事や医療、運動、衛生的な環境を与えることなく、動物を適切に世話しないことを言います。

 

こうした動物虐待やネグレクトでは、行政機関の対応が十分ではないのが現状です。北海道では、警察のほか、「動物の愛護及び管理に関する法律」を所管する14の振興局、政令都市である札幌市や市立保健所のある小樽市、旭川市、函館市が通報先となっていますが、迅速に対応されないとの声を受けています。

多頭飼育崩壊は未然に防ぐことが何より重要です。当会では札幌市の動物愛護条例にも多頭飼育に関する項目が必要と要望した結果、札幌市動物の愛護及び管理に関する条例(2016年制定)に、「多頭飼育の届け出の義務」が盛り込まれ、届け出が義務化されました。

 

当会は独自で以下の動物虐待とネグレクトに関する対策を考案し、問題解決に対応したいと考えています。

 

【通報の受け付けと現地調査】

動物虐待やネグレクトに関する通報を受けると、関係行政機関と警察署と情報を共有します。可能な範囲で現地調査を実施し、関係行政機関や警察に同行して飼い主と接触することで、問題の解決を目指します。

 

【被害動物の保護と新たな飼い主探し】

 飼い主が動物の所有権を放棄した場合には、行政と協議し状況によっては当会で保護し、必要な医療と心のケアを行い、新たな飼い主探しを行います。

 

【飼い主責任を明確に】

関係行政機関や警察から飼い主への指導や罰則等必要な結果が導き出されるよう協力します。

 

【動物愛護と福祉の普及啓発】

動物虐待やネグレクトをなくすためには、物言えぬ動物たちの小さな命を地域全体で協力して守る意識が不可欠です。動物虐待やネグレクトに関する情報を広く社会に周知し、意識を高めていきます。

 

以上のように、人も動物たちも安心して暮らせる社会を築いていきたいです。

 

 

今回のプロジェクトのきっかけ

 

 

今回プロジェクトを行う決断をした理由は大きく三つあります。

過去最高となった医療費

過去最高となった医療費

 

一つ目は過去最高となった一年間の医療費です。2024年の年間の医療費は、過去最高の約1,500万円となりました。

 

保護された動物たちに不妊手術や混合ワクチン接種等の予防措置のほかにも医療やケアが必要であることは言うまでもありませんが、特に2024年はブリーダーや飼い主放棄、多頭飼育崩壊による重症の犬猫の引取りが多くありました。中には、末期癌の犬たちや大学病院でもこれまでに症例がないと言われた遺伝的な疾患のある子猫兄妹もいました。

 

手術や慢性疾患の治療、定期的な検査など医療費は多岐に亘り、また長期的な治療が必要なケースも多く、2024年の医療費の総額は14,945,618円となりました。 

 

これまでも毎年1,000万円を超える多額の医療費がかかってはいましたが、ご支援くださっている皆さまのご寄付のお陰で、何とか賄って乗り越えることができていました。本当にありがとうございました。ご支援くださる皆さまからのご寄付がなければ、救うことができない命もありましたし、医療を諦める選択もしなくてはなりませんでした。

 

ですが、これまでは他の支出を抑え最優先に医療費の支払いを確保してきましたが、医療費の値上がりも重なってどんどん運営が厳しくなってきました。

 

この度のプロジェクトの第一目標で半年分の医療費約750万円ほどが確保できたなら、問題が発生しやすい年度初めの保護にも対応しやすくなります。

 

物価高騰に伴う運営費の逼迫問題

物価高騰に伴う運営費の逼迫問題

 

二つ目は物価高騰に伴う運営費の逼迫問題です。

 

当会が保護している犬の多くは中型犬以上で、野犬や社会化されていない犬が大半を占めています。

 

また、猫は多頭飼育崩壊や野良猫の引き取りが多く、やはり人に馴れていないなど社会化させることから始まります。そして、そうした犬猫を当会の施設と預かりボランティアの方にも一部の犬猫をみていただき、120頭ほどを飼育管理しています。

 

昨年より医療費の値上がりだけでなく、犬猫のフード代や水道光熱費、数々の消耗品の諸物価高騰も運営を更に厳しくしています。 

 

施設の老朽化から生じる安心安全の問題

施設の老朽化から生じる安心安全の問題

 

三つ目は施設の老朽化から次々と生じる問題です。

 

当会の施設は、廃墟となっていた残存していた豚舎を改築した旧犬舎と2011年に新設した新犬舎、2007年頃にボランティアさんによって建てられたプレハブ犬舎の3棟に犬を収容、猫を収容する猫舎1棟、事務所(一部隔離部屋)兼休憩室、グッズ販売所、物置等が敷地に点在しています。

 

2016年のクラウドファンディングで多くの方からいただいたご支援によって建設できた猫舎だけは暖かく過ごせるようになっていますが、それ以外の施設の老朽化は深刻です。電気に至っては、日に何度もブレーカーが落ちてストーブが消えるような状況です。

 


大型ストーブを犬舎奥にも取り付けたい

 

例えば、2011年3月に竣工した新犬舎には犬舎奥に大型ストーブを増設したいと考えています。犬舎の奥にもストーブを設置することで、犬舎の手前と奥の両端から犬舎全体を効果的に暖められます。 

 

また、2台のストーブがあることで、どちらかのストーブが故障等のトラブルがあった際に極寒の犬舎で犬たちを過ごさせることがないよう、万が一のトラブルに備えたいです。 

 

ただ現在の配線工事では必要な電気の容量を確保することが難しく、安全面からも根本的な電気工事を行う必要があります。

 


コンテナなどの増設で複雑になっている配線

 

コンテナなどの増設によって、配線も複雑になってしまっているため、電気の専門業者は、安全性の面からも電柱を増設し、配線を整理していく必要があるとのことでした。

 

 

また、老犬や小型犬が生活するプレハブ犬舎は、2007年秋に大工仕事に心得のあるボランティアさんが建ててくれましたが、既に丸17年が経ちました。

 

ここ数年は、特に老朽化が進んでおり、断熱効果が著しく低下しています。

 

 

犬たちはケージやサークルで過ごしているため、フリースや毛布、ペットヒーターを敷いて寒さ対策はしていますが、底冷えが直接影響してしまいます。 

 

とくに老犬や寒さに弱い小型犬が生活する犬舎ですので、入口や窓からの隙間風や床からの底冷えなどで犬たちが体調を崩してしまわないよう、暖かく生活しやすい環境を整えたいと考えていますが、作業の多い日中は特に電気の容量が足りておらず、安全装置であるブレーカーが日に何度も落ちています。

 

 

2016年にクラウドファンディングで建設できた猫舎は、当会の中で唯一暖かい場所です。

 

ですが、時にはマイナス20度にもなる環境ですので、窓に断熱防止のビニールを貼らなければ寒さを防ぐことはできません。

 

大型の冷暖房空調機や電気パネルヒーターの他に、感染症の猫部屋には補助の暖房として小型のファンヒーターを設置しています。猫舎でも病気の子が増えるとファンヒーター複数台を一度に稼働するので、電気の容量はマックスになります。

 


新犬舎2011年竣工

 

例えば新犬舎は、これまでいただいたご寄付で少しずつ修繕を重ねてはきましたが、それもそろそろ限界を迎えます。

 

譲渡できずにいる犬猫の多くは高齢となっているのに、電気の容量が足りていないことから暖房設備を増やしてあげることも叶いません。

 

また近年は北海道でも夏には連続して30度を超える日があるため、冷房設備も欠かせなくなってきました。

 

このように、多額の医療費や物価高騰による運営費の増加、施設の修繕が必要であることがプロジェクトを立ち上げた大きな理由です。 

皆さまからのご寄付によって叶うこと

 

 

HOKKAIDOしっぽの会の、昨年の医療費は過去最高の1,500万円となってしまいました。また、保護施設の老朽化から生じる安心安全等の問題にも直面しています。

この度のプロジェクトでいただいた資金は、一頭でも多くの命を救う活動を継続させるため、また、啓蒙活動を進め人と動物が幸せに共生する社会を実現させていくために、責任を持って大切に使わせていただきます。

第一目標は「逼迫する医療費」と「最優先で必要な電気・断熱工事費」に

第一目標は「逼迫する医療費」と「最優先で必要な電気・断熱工事費」に

 

■第一目標金額:1,500万円

●医療費:750万円

【避妊・去勢手術、予防ワクチン接種、健康診断ほか継続的な医療を】

当会では、保護した犬猫には、避妊・去勢手術・健康診断・混合ワクチン接種・マイクロチップを装着し、犬は畜犬登録・狂犬病予防接種、フィラリア検査、猫はFIV(猫エイズ)・猫白血病検査をしています。これらは基本的な医療費になりますが、中には慢性疾患など継続的に医療をかける必要のある犬猫もいます。できるだけ健康体になれるよう、また未病に努めることができるよう基本的な医療費をかけていきたいと思います。

 

●電気/断熱工事費:580万(内訳:電気工事100万、暖房設備34万、断熱工事270万、屋根工事170万)

電力を増やすことで電力の基本料金も上がりますが、ストーブやヒーター、エアコンを増設することができるので、犬猫たちが寒さや暑さの我慢をさせずに済みますし、病気の予防にも繋がると思います。犬猫のシャンプー後のドライヤーや、高圧洗浄機での犬猫舎や床の掃除がタイミングよくできるようになります。これにより作業を先延ばしせずにできるので、作業効率のアップも可能になり犬や猫との触れ合いや散歩などの時間も多く確保できるようになります。

<詳細>

・電気工事:電線・漏電ブレーカー・電柱建柱費・電灯容変工事など 1,056,000円
・新犬舍:玄関風除室工事 根堀作業・型枠工事・鉄筋工事など 1,298,767円
・ストーブ工事:ストーブ本体 排気筒セット 電気配線配管など 335,000円
・プレハブ犬舎工事:内床断熱工事・犬舎内造作工事・プラメイク窓工事費など 1,407,123円
・屋根工事:屋根板金葺き替え・屋根下地断熱・コーキング処理・スガ漏れ対策など 1,658,496円
 小計 5,755,386円(税込)
・医療費との合計 13,255,386円
・READYFOR手数料(サポート手数料/決済手数料等) 17% 2,478,757円(税込)
 合計 15,734,143円

※上記はあくまでも見積額ですので、実際の工事額との差額が生じることがあります。

 

第一目標が達成後、優先して実現したいこと

第一目標達成後、優先して実現したいこと

 

■第二目標金額:3,400万円

●医療費:750万円

【重症や難病にかかる治療費や継続的な医療を】

当会は処分前の犬猫の最終的な受け皿になっていることも多く、引取りした犬猫には重篤な病気や遺伝的な疾患のある子もいます。医療費の緊縮は犬猫たちの命やQOLにも影響を及ぼすことから、医療の一つ一つを獣医師としっかり話し合い方針を決めて対応していきたいと考えています。同じ状況が再現されるわけではありませんが、重症や難病にかかる治療や継続的な医療をかけていきたいと思います。

 

●飼育環境整備費:780万円

・旧犬舎の床工事 710万円

旧犬舎は、老朽化によりコンクリートが劣化し犬の排泄物が染みやすく臭いも取れにくくなっているので、掃除や消毒にかかる時間も多くなっています。また劣化したコンクリートの隙間から冷気が入り込んでいます。旧犬舎は、怯えや攻撃性もある中型犬以上の犬を入れていますが、譲渡が叶わない犬も多いため高齢化が進み足腰が弱くなっている犬も多くいます。そのため床に滑りにくい長尺シートを貼り犬の足への負担も減らすとともに掃除の際の水捌け、水切りを良くし衛生的にも改善したいと考えています。  

・猫舎の修繕費:37万円

個室の2か所の窓は曇りガラスのため光が入りにくく一枚サッシなので、修繕して猫たちは外の景色を見られるように、そして明るく暖かい環境設備にしたいと思います。また、猫舎には換気扇が設置されていないため、柵が設置されている窓を開けて空気を入替えることで換気していましたが、感染症予防対策にも空気清浄機を導入して換気を良くしたいです。

 

<詳細>

・旧犬舎工事:犬舎24部屋 床モルタル補修及び長尺貼り・コーキングなど 7,100,764円
・猫舎工事:外壁窓枠開口補強・サッシ・床断熱工事・ナノイー発生機取付 681,366円
 小計 7,782,130円(税込)
・医療費との合計15,282,130円(税込)
・READYFOR手数料(サポート手数料/決済手数料等)17% 2,857,758円(税込) 
 合計 18,139,888円

※上記はあくまでも見積額ですので、実際の工事額との差額が生じることがあります。

■第三目標金額:3,900万円

●ドッグラン整備費:440万円

春の雪融け時期になると土地がぬかるみ地盤沈下が起きますが、2015年7月にTV番組で企画してくださったドッグランの柱が経年劣化により傾斜しているため、強風や強い衝撃で倒れる可能性もあり危ない状態です。支柱となる柱の土台のコンクリートの量を増やし、網も同時に頑丈なものに変えていきたいです。腐食している支柱や網等は取り替え、再利用可能なものはメンテナンスをした上でそのまま利用し、無駄なく修繕をできたらと考えています。 

・ドッグラン工事:再利用分撤去工事・既存腐食柱引き抜き工事・自然木丸太住設置工事費・生コンなど 2,898,390円

・プレハブ犬舎内運動場:内床工事・ウッドデッキ工事・加工組立工事費・人工芝など 1,545,178円

 小計 4,443,568円(税込)

・READYFOR手数料(サポート手数料/決済手数料等) 17%  830,947円(税込)

 合計 5,274,515円 

 

※上記はあくまでも見積額ですので、実際の工事額との差額が生じることがあります。

 

 

 


休憩室・事務室・猫舎が連結したコンテナ。背面は氷の壁のようになっています。


卒業わん同窓会・しつけ教室の開催や卒業犬がいつでも遊びに来れるドッグランとしても利用しています


雨や風にあたらずシニア犬や小型犬たちがのんびり過ごせるテラス

 

 

クラウドファンディングに挑戦する理由

クラウドファンディングに挑戦する理由

 

私たちの活動の歴史は、2005年に前代表が廃墟となっていた豚舎と3000坪の荒野を開墾し、犬猫の保護活動を始めたことから始まりました。

 

2007年には複数のボランティアが保護活動に加わって任意団体となり、2010年にNPO法人、2013年には認定NPO法人となり、広大な北海道全域をフィールドとして犬猫の保護や啓発活動を行ってきました。

 

活動当初、北海道では3,400頭余りの犬猫が殺処分されていた不毛の時代でした。

 

あれから17年の歳月が経過し、2023年度の北海道の殺処分数はゼロではありませんが30頭余りまで激減*できました。

*参考資料:

環境省 統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(動物愛護管理行政事務提要より作成)」(2023年4月1日~2024年3月31日)

「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況(都道府県・指定都市・中核市)」

 

 

この殺処分減少には、北海道に存在する複数の愛護団体が貢献しています。 

 

活動当初は、北海道で犬猫のシェルターを持つ愛護団体は皆無でしたので、保健所から殺処分予定とされた多くの犬猫を救ってきました。

 

犬猫を引き取りに伺った時の保健所職員さんのホッとした表情を、今も忘れることはありません。 

 

保健所の犬猫の収容数は、動物愛護管理法の改正もあって年々少なくなっていますが、その一方で水面下では多頭飼育崩壊、動物虐待やネグレクト、野犬や野良猫、飼い主の不適正飼育など、人間の行動が原因で命の危険にさらされ、QOLが著しく低下している犬猫も多くいます。 

 

こうした現状を変えていくには、犬猫の問題といった側面だけではなく、社会問題として「正しく知っていただくこと」が第一歩と考えます。

 

2016年に挑戦させていただいたクラウドファンディングも、これまで私たちHOKKAIDOしっぽの会をご存じない方にも活動内容を知っていただく良いきっかけとなりました。

 

私たちのSNSやこのプロジェクトを通して、犬や猫の置かれている現状を知っていただき、共感とアクションを起こしていただけたら本望ですし、こんなに嬉しいことはありません。

私たちの想いとこれからについて

 

 

 

私たちの活動の理念である「人と動物が共生する幸せな社会」。

 

動物がその自然な行動や生態を保ちながら、人間と共に生き生きと社会で生きていくことが幸せであると思います。 

 

ですが、出会いがないまま当会で生涯を終える子もいます。そうしたことからも、私たちは家庭的な環境で終生飼育に対応できる環境も必要と考えます。 

 

現在は、そうした夢を叶えるための資金的な余力はありませんが、長らく当会で暮らしている犬猫のためにも、将来的な活動の継続や安定的に運営するためにも自分たちの土地を持つことが不可欠と考えています。 

 


当会で学んだことを愛護センターで実習する学生の方々

 

また、「人と動物が共生する幸せな社会」を実現するには、小さな命を大切に出来る倫理観や道徳観を育む教育も大切です。

 

動物関係の職業を選択する学生や地域社会活動する人などに、当会の施設で犬猫に関わる作業を体験していただいたり、講習会で動物福祉やノウハウを学んでいただくことで、実践的なスキルを学ぶ学習の機会を提供できると考えます。

 

そうしたことの積み重ねは、動物と人が共に幸せに暮らす社会を築くための基盤を作ることに繋がります。

 

目の前にいる行き場を失っている動物を救うことは尊いことです。そして、動物が行き場を失ってしまうような状況を生み出さないようにすることは本当に重要です。

 

私たちの将来の展望やビジョンは、小さな命を大切にできる思いやりに溢れた社会の実現です。

 

「人と動物が共生する幸せな社会」が一日も早く現実のものとなるよう尽力していきます。

 

いただいた応援メッセージのご紹介

 

田村豊 様

公益社団法人 北海道獣医師会 会長

HOKKAIDOしっぽの会の活動を応援します! 

認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会は、地方自治体から行き場の失った保護犬や猫を受け入れ、会の活動を深く理解している新しい飼い主に譲渡するとともに、動物愛護と福祉の精神をひろく普及啓発する慈善団体です。しっぽの会は2007年に任意団体として活動をスタートし、20年間という長きにわたって活動を継続している団体です。本来なら北海道獣医師会としても活動すべき内容も含まれており、その活動をできる限り支援したいと思っています。

犬や猫を譲渡するにあたって、健康体であることが原則です。しかし最近、受け入れた犬や猫は感染症やその他の疾病に罹患している場合が多く、昨年は治療費が約1,500万円にも達したとの報告を受けています。また、現有の飼育施設は老朽化が進んでおり、動物の健康体を維持するには飼育環境の整備も疾病の治療と並行して実施する必要があります。

 

これらの経費を公的な支援を受けていないボランテイア団体の通常予算内で実施することは至難の業となっています。そこで今回、しっぽの会ではこれらの難題を解決する一つの手段として、活動を支援していただける方々を対象としたクラウドファンディングを立ち上げると聞いています。行き場のない動物を生み出さないためにも、多くの浄財が集まり、不幸な犬や猫をできる限り少なくすることに是非ともご協力いただけるようお願い申し上げます。

 

川添敏弘 様

酪農学園大学 獣医学群教授獣医師・公認心理師

動物愛護と社会的使命のために

札幌市は全国でもいち早く殺処分ゼロに向けた体制が整った地域であり、理念は全道に広がっています。そして、その背景にはしっぽの会が存在しています。しっぽの会は活動の歴史が古いだけではなく、最先端の考え方で社会問題と向き合っている団体です。動物たちへの高度獣医療の提供や早期不妊手術、地域イベントへの参加などにも取り組んでいます。

 

私は酪農学園大学で動物看護師を育成していますが、実習やボランティア活動でたくさんの学生を受け入れてもらっています。社会化のために子犬が飼育されている場所で、学生たちは子犬を抱き上げながら保護されてきた状況や譲渡が決まっていく経緯の話に目を輝かせていました。また、飼育放棄や多頭飼育崩壊は人の問題であることに気づける機会もいただいています。若者の実践教育のフィールドとしても欠かすことができない場所になっています。

 

令和元年に動物愛護管理法が改正され、動物福祉に関連した規制が厳しくなりました。日本全国で飼育環境に厳しい目が向くなか、地域を代表とする団体として適正飼養の充実が期待されています。それは、「動物のためにできるだけのことを提供してあげたい」という団体の思いと共にあります。「かわいがるだけの動物愛護」ではなく、「幸せにするのための動物愛護」に向けての今回の取り組みを、学生らと一緒に応援していきます。

 

 

向井猛 様

地方独立行政法人天王寺動物園 園長

私は札幌市動物管理センター職員として、そして所長として、長年にわたり動物愛護管理行政に携わって参りました。私が在職中の平成13年度には、犬の殺処分数が377頭、猫の殺処分数が2,840頭にも上りましたが、平成26年1月からは犬の殺処分“ゼロ”を達成することができました。今は猫の殺処分もほぼゼロに近い状態が続いています。

 

この成果は、自治体だけの力ではなく、市民の皆様、動物愛護団体の皆様のご協力があってこそ成し遂げられたものです。特に、しっぽの会様には多大なるご支援をいただき、狂犬病予防員として在任中、犬猫を預かっていただくなど多くの助けをいただきました。

 

今回、しっぽの会様が「充実した医療と飼育体制の継続と老朽化した飼育環境整備」を目的としたクラウドファンディングを実施されることを知り、心から応援したいと思います。皆様も、ぜひこの素晴らしい取り組みにご支援を賜りますようお願い申し上げます。しっぽの会様の活動がさらに充実し、多くの動物たちが幸せに暮らせる環境が整うことを願っております。

 

須藤倫永 様

ボランティア

犬が亡くなり寂しくしていた時、娘の勧めで2009年1月にしっぽの会から3匹の兄妹猫を引き取り、その年の秋からボランティアを始めました。

 

しっぽの会にいる犬たちは、私が知っていた犬と、あまりにも違っていました。臆病で部屋の隅で固まっている子、小さな音でもパニックになる子、人に怯えて威嚇を見せる子、保護時は毛玉だらけの子やガリガリな子、大きな腫瘍が何個もある子が引き取られて来ることもあり、それまでのことを想像すると、やり切れない気持ちになります。治療を受けている子も多く、老犬猫も多くいます。

 

私は犬猫たちに、しっぽの会は安全で安心できると思ってもらいたい。散歩が楽しみになって、時間がかかっても人に馴れてくると嬉しい。家族に迎えてくれる飼い主さんに出会ってほしい。そんな風に思って接しています。卒業まで何年もかかる子も多く、卒業時は家族の門出のようで嬉く、卒業後の飼い主さん報告も楽しみにしています。多くの犬猫には家族がいて、幸せに暮らしていると思います。でも、そうではない子がいます。劣悪な状況の子を、しっぽの会は諦めず救ってくれています。

 

しっぽの会を知る前は、「可哀想な子は見たくない知りたくない、何もできないから。」と思っていましたが、今では「私ができることもある!」と思って、週に一回の散歩ボランティアを続けています。

 

辻充代 様

卒業犬の飼い主さん

私は認定NPO法人HOKKAIDOしっぽの会さんから2021年8月と12月に元野犬で保護犬の兄妹を家族にお迎えました。

私たち家族の想像をはるかに越える幸せを運んでくれた兄妹犬。毎日、楽しく幸せな日々を過ごしています。こうしたご縁があり、HOKKAIDOしっぽの会さんには、愛犬たちと年に数回お里帰りをしています。その時には、出会いを持つ保護犬猫達への少しのお土産と支援に繋がるおやつやグッズの購入等で微力ですがご支援させていただいています。長年、保護活動に尽力されてたくさんの卒業大猫がいる中、老犬老猫や病気、ケガ等のハンデのある犬猫もたくさん保護、引き取りされており、治療の為に多額の医療費がかかっているということ、さらに出会いを待つ大猫達が一年を通して快適に過ごすことができるよう暑さ寒さ対策にも尽力されていますが、施設の老化に伴い、修繕工事の為の費用も必要になっているということを知り、私たちでもできることでご支援を継続していきたいと思っています。

 

保護活動、知っているけれど、何かしたいけれど、何ができる?、どうしたらいいか分からない…とお思いの方をもたくさんいらっしゃると思います。わたしたちにできること、小さな命を守るために、しっぽある友のために、認定NPO法人HOKKAIDOしっぽ会さんの取り組みに皆さまの応援、ご支援をどうぞよろしくお願い致します。

 

松浦美紀子 様

卒業猫の飼い主さん

以前から多頭崩壊や野良猫の問題、保健所に持ち込まれる犬猫達の記事に心を痛めていました。そんな時にHOKKAIDOしっぽの会について知り、活動を追ってきました。しっぽの会さんは札幌市や北海道内の保健所や多頭飼育崩壊の犬猫や行き場を失った野犬や野良猫を保護し、負傷している子は治療し、ハンデのある子も含めて公平に新しい飼い主さんを探す保護活動をしていてとても素晴らしいと思いました。

 

ですので、我が家で猫を迎えようと決めた時も迷わずしっぽの会さんに行きました!その後しっぽの会さんにご縁を繋いでいただき、我が家には現在3頭の猫ちゃんがいます。時期は違いますが、みんな多頭崩壊の現場から保護された子たちです。そのままの状況ではとうに消えていたかも知れない命、しっぽの会さんが保護をしてくれたおかげで今我が家は可愛いこの子たちと楽しく癒しでいっぱいの日々です。
 
今後も尊い動物たちの命が救われ、たくさんの素敵な家族とのご縁が繋がっていく事を願って、しっぽの会さんの活動をこれからも応援していきたいと思います!

税制優遇について

 

 

認定NPO法人への寄附金は所得控除を受けることができます。

寄附金のうち一定のものについては、所得控除に代えて、税額控除を選択することができます。
詳しくはこちらをご確認ください。
国税局 – No.1150 一定の寄附金を支払ったとき(寄附金控除)
国税庁 – No.1263 認定NPO法人に寄附金したとき(寄附金)
「認定NPO法人等寄附金特別控除額の計算明細書」

 

法人が認定NPO法人等に対し、その認定NPO法人等の行う特定非営利活動に係る事業に関連する寄附をした場合は、 一般寄附金の損金算入限度額とは別に、特定公益増進法人に対する寄附金の額と合わせて、 特別損金算入限度額の範囲内で損金算入が認められます。

なお、寄附金の額の合計額が特別損金算入限度額を超える場合には、その超える部分の金額は一般寄附金の額と合わせて、 一般寄附金の損金算入限度額の範囲内で損金算入が認められます。

詳しくは、内閣府HPをご覧ください。

 

寄附金受領証明書の発行について

本プロジェクトへご寄附をされた方には、後日「寄附金受領証明書」を送付いたします。

 

■ 寄附金受領証明書の発送日:

2025年7月に順次送付いたします。

■ 発送先:

原則としてご寄附時に入力いただく「ギフトお届け先」の住所となります。

■ 寄附金の受領日(領収日):

READYFORさまからHOKKAIDOしっぽの会に入金された日(7月)となります。

●プロジェクトに関するご留意事項

○第一目標達成後のキャンセル・返金のご対応は致しかねますので、何卒ご了承ください。

○ご支援・ご寄付完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。

○プロジェクトページに使用している画像について、住居人より掲載許諾取得済みです。

○【寄付金控除対象】のコースでご寄付いただいた方への領収書の発送先は、ご寄付時にご入力いただいたお届け先の住所となります。アカウント情報を後日ご変更いただいた場合でも、上記は変更されません。あらかじめご留意ください。 

○本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、リンク先(https://legal.readyfor.jp/guidelines/terms_of_service_index/terms_of_service/#appendix)の「支援契約」の中にある「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

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