中国本土の投資家による香港株の取引は今年に入ってから4350億香港ドル(559億3000万米ドル)の買い越しとなり、買越額は2014年に中国本土・香港間の相互株式投資が解禁されて以降、四半期として過去最高を更新した。写真は香港証券取引所のロゴ。香港で2020年9月撮影(2025年 ロイター/Tyrone Siu)
[香港/上海 28日 ロイター] – 中国本土の投資家による香港株の取引は今年に入ってから4350億香港ドル(559億3000万米ドル)の買い越しとなり、買越額は2014年に中国本土・香港間の相互株式投資が解禁されて以降、四半期として過去最高を更新した。
これまでの四半期としての最高は21年第1・四半期の3730億香港ドルだった。
中国本土の投資家は人工知能(AI)関連株への投資を積極化するとともに、ポートフォリオの分散化を進めている。新興AI企業ディープシークの画期的な技術開発がAI関連株への投資を誘発。こうした流れの中で大手IT関連株が買われ、アリババ・グループ(9988.HK), opens new tabは年初来で60%余り上昇し、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)(0700.HK), opens new tabは22%強値上がりした。
中国本土A株の新規株式公開(IPO)が乏しい中で、タピオカチェーン大手の蜜雪氷城(ミーシュー)など香港市場でのIPOが活況だったことも香港株投資の拡大に寄与した。
Southbound Quarterly Net Flow to Record High
大和キャピタル・マーケッツ香港の中国株ストラテジスト、パトリック・パン氏は「中国本土の投資家は世界の投資家と比べ、ポートフォリオに占める外国株の比率がかなり低い」と指摘。こうした中で、中国本土の投資家は本土・香港間の相互株式投資と適格国内機関投資家(QDII)制度の投資枠を通じて海外投資を加速させたと説明した。
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