欧州の航空宇宙企業、エアバス、タレス、レオナルドは衛星事業の統合に向けて欧州連合(EU)の独占禁止当局と予備的な協議を開始した。事情に詳しい関係者が28日、明らかにした。写真はエアバスのロゴ。フランスのトゥールーズ近郊で2020年7月撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
[パリ 28日 ロイター] – 欧州の航空宇宙企業、エアバス(AIR.PA), opens new tab、タレス(TCFP.PA), opens new tab、レオナルド(LDOF.MI), opens new tabは衛星事業の統合に向けて欧州連合(EU)の独占禁止当局と予備的な協議を開始した。事情に詳しい関係者が28日、明らかにした。
関係者によると、3社はEU競争当局と正式な承認申請前のごく初期段階の協議を始めた段階で、来年まで重要な結果は出ないとみられる。
別の関係者は、このプロジェクトに関与することになるフランスとイタリアの両政府の立場は大筋で一致していると指摘。この統合が実現するかどうかは、衛星会社を1社に統合する過去の取り組みに反対しているEU欧州委員会が最も決定的な発言権を持っていると解説した。
エアバスのフォーリ最高経営責任者(CEO)は2月、タレスとレオナルドとの衛星事業統合協議が欧州ミサイル大手MBDAのような事業につながればうれしいとし、EU独占禁止当局が過去よりも緩やかな姿勢で臨むことを期待していると表明していた。
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