3月31日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の幹部は、南部高雄に新設した工場で7000人の技術関連雇用を創出すると発表し、台湾での事業拡大を継続する方針を示した。新竹市で2024年5月撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)
[台北 31日 ロイター] – 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tabの幹部は31日、南部高雄に新設した工場で7000人の技術関連雇用を創出すると発表し、台湾での事業拡大を継続する方針を示した。
同工場はTSMCの2ナノ(ナノは10億分の1)メートル技術を採用した最先端半導体を生産する。
秦永沛エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼共同最高執行責任者(COO)は工場での式典で、予定通り今年後半に量産を開始すると述べた。
TSMCは今月、米国で1000億ドルを投資する計画を発表している。米国での大規模投資が台湾経済に与える影響についての懸念には直接言及せず、同社の世界的な拠点拡大の重要性について一般的な言及にとどめた。その上で、台湾が引き続き同社の本拠地として重要な役割を果たすことを保証した。
秦氏は「台湾での投資拡大の余地を引き続き模索していく」と述べ、今後も世界中の顧客の需要に応えていくと表明した。
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