3月12日、オーストラリア証券取引所(ASX)は、規制当局と共に市場活性化を図る中、デュアルクラスシェア(複数議決権株式)の上場を認めることを検討している。シドニーの同取引所前で2018年2月撮影(2025年 ロイター/David Gray)
[シドニー 12日 ロイター] – オーストラリア証券取引所(ASX)(ASX.AX), opens new tabは、規制当局と共に市場活性化を図る中、デュアルクラスシェア(複数議決権株式)の上場を認めることを検討している。
上場担当グループエグゼクティブのブレア・ビートン氏は12日、ロイターとのインタビューで、国内市場でデュアルクラスシェアが認められていないため、世界の競合市場に比べて不利な立場に置かれていると述べた。
デュアルクラスシェアは通常、議決権の異なる2種類以上の株式を持つ構造で、一部の投資家は株主の権利を損なう可能性があると主張している。しかし米国では一般的で、英当局も最近、より多くのデュアルクラス上場を認めるために規則を変更した。
ビートン氏は「ASXがこの地域で最も魅力的で世界的に競争力のある上場の場となることを望んでいる」と述べた。
ASXは2007年にデュアルクラスシェアの導入を検討したが、投資家からの反発に直面し、棚上げした経緯がある。
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